ラスベガス — 46歳の
マニー・パッキャオは、今週土曜日にMGMグランドで行われるPBC on Prime VideoのPPVメインイベントで
マリオ・バリオスと対戦するにあたり、「自分のスピードこそが勝敗を決める鍵になる」と語った。
しかし、WBCウェルター級王者としてリングに上がるバリオスは、
自身より16歳年上の殿堂入りレジェンドの見解に異を唱える。
「タイミングは常にスピードに勝る。俺にはそのタイミングがある」とバリオスは『
ザ・リング』誌に語った。「俺だって手も足も速い。ただ、それを常に使うとは限らないだけ。自分が積み上げてきた準備すべてに自信があるんだ。」
「一番大事なのは、パッキャオに過剰なリスペクトを示さないこと。彼にリズムを作らせたくない。ラウンドを捨てるつもりもない。初回から自分たちのゲームプランを実行していく」とバリオス(29勝2敗1分、18KO)は語った。
彼はまた、パッキャオ(62勝8敗2分、39KO)に対して、2021年に
ヨルデニス・ウガスが見せたような戦い方を再現するつもりだという。
「ウガスはマニーを非常に苦しめる方法を明確に示してくれた」とバリオス。「俺とウガスの試合も、彼がマニーを倒した試合とよく似た展開だった。あの試合から得られるものを吸収して、セコンドの指示に従えば、俺は王者としてリングを下りることができると確信している。」
バリオスは2023年9月にウガスと対戦し、試合中に2度のダウンを奪って判定勝利を収めた。しかしその試合は、ウガスが2022年4月にエロール・スペンスJr.との一戦で眼窩骨折による10回TKO負けを喫した後のことだった。
また、バリオスとパッキャオには共通の対戦相手としてキース・サーマンがいる。パッキャオは2019年7月、時計の針を巻き戻したかのようなパフォーマンスでサーマンをダウンさせ、スプリット判定勝ちを収めた。一方、バリオスは2022年2月のウェルター級デビュー戦でサーマンに判定負けしている。
バリオスのもうひとつの敗戦は2021年6月、スピードとフットワークに優れたサウスポーであるジャーボンテイ・デービスにKO負けした試合だ。
「マニーの動きと手のスピードは今もキレてる」とバリオスは語った。「それこそが彼を偉大なファイターたらしめてきた要因だ。彼のスタイルは真似するのが難しく、スパーリングでも再現しにくい。だからこそ彼は長く成功を収め、今の地位にいるんだと思う。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング』誌の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagramでは @ManoukAkopyan をフォロー。