アンソニー・ジョシュアが再び自身のコーナー体制を変える。
元2度の統一ヘビー級王者はベン・デイビソンと別れ、
12月19日にマイアミのケセヤ・センターでNetflix配信でおこなわれる
ジェイク・ポール戦に向けて、オレクサンドル・ウシクのチームとトレーニングをすることになる。
ユーリ・トカチェンコとセルゲイ・ラピンはウシク陣営の長年のスタッフだが、ジョシュアは詳しい説明をせずに「イゴール」が自分のヘッドコーチになると言う。さらに、ここ数カ月ずっと
ウシク陣営と練習していると明かす。今月初めには、ザ・リングがジョシュアとウシク陣営の合流を報じていた。
「ロンドンは自分にとって気が散る場所だと言った。ウシク陣営から誘われて、スペインでいいトレーニングをしている。[ウシクは]世界最高の一人で、それは彼のチームの力も大きい」とジョシュアは金曜のキックオフ会見で語る。
ジョシュア(28勝4敗、25KO)は2021年と2022年にウシクに判定で2度敗れているが、ウシク本人とはスパーリングをしていないと話し、ウシクはキャンプを行き来している状態だという。
「最高だよ。本当に素晴らしい経験で、ものすごくチャレンジングだ」とジョシュアは言う。
ここ数年のジョシュアは、ロバート・ガルシアやデリック・ジェームスの指導を受け、2023年にデイビソンと組むまでさまざまなトレーナーと仕事をしてきた。ジョシュアはキャリア初期からロバート・マクラッケンのもとで育った。
「めまぐるしい時間だった。ビジネスをかなり止めて、自分のビジョンボードを見直して、多くを整理して、チームを絞り込んだ」とジョシュアは語る。
ジョシュアは2024年9月に試合を行い、ダニエル・デュボアに5ラウンドKO負けを喫した。その後ひじの手術を受け、8カ月前に試合復帰の許可が出たという。
ジョシュアは、サウジアラビアで行われる「ザ・リングIV:ナイト・オブ・チャンピオンズ」大会でのカシアス・チェイニー戦に向けてひっそり準備を進めていたが、ポール(12勝1敗、7KO)の話が出たことで状況が変わった。
「1年休むつもりだったけど、もう仕事に戻る時だ。ポールの話が出る前から試合をするつもりだった」とジョシュアは言う。「ジェイクはイカれてない。論理的な人間だ。自分が何をできるか分かっている。俺たちが知らない何かを、自分の内側に持っているんだろう。これは俺にとって大きなチャンスで、戦うチャンスだ。最高だよ。デカい。とてつもなくデカいニュースだ。
『俺はあいつの顔をぶっ壊す。体を徹底的に壊す。踏みつけてやる。これがファイターとしての俺のメンタリティだ。自分の心に何があるかも、頭に何があるかも分かっている。俺は競いに来たし、自分がより優れたファイターだと証明しに来た。
あいつを切り裂く。あいつを壊す。痛めつける。倒さないといけない。それ以上に必要なものは何もない。』」
Manouk Akopyan は『ザ・リング』の主任ライターだ。Xとインスタグラムで@ManoukAkopyanをフォローすることができる。