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アンソニー・ジョシュア vs ジェイク・ポール戦、初期交渉は好感触 実現の可能性は「50/50」
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Declan Taylor
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アンソニー・ジョシュア vs ジェイク・ポール戦、初期交渉は好感触 実現の可能性は「50/50」
ロンドン(イングランド)――2度の世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアと、プロ13戦の“新人”ジェイク・ポールによる「クレイジーで危険なヘビー級マッチ」が実現する可能性は「50/50」だと、プロモーターのエディ・ハーンが語った。

ジョシュアのプロキャリアを通じてプロモーターを務めてきたマッチルームの代表は、先週水曜日にナキサ・ビダリアンとこの試合についての予備的な話し合いを行い、ジェイク・ポールがアンソニー・ジョシュアとの対戦を本気で望んでいることに確信を持ったという。

元ユーチューバーのジェイク・ポールはボクシングキャリアをスタートさせて以来、常に話題を集めてきた。サウル“カネロ”アルバレスを倒して世界王者になると豪語するなど、常にこの競技のビッグネームに挑戦状を叩きつけてきたのだ。

しかし現在、ポールの視線はさらに高くなっており、最近では元世界王者で2012年ロンドン五輪金メダリスト、そして戦績28勝4敗(25KO)を誇るアンソニー・ジョシュアにターゲットを定めている。ジョシュアはウラジミール・クリチコ、アレクサンデル・ポベトキン、クブラト・プレフといった強豪をノックアウトで下してきた実績を持つ。

しかし、アンソニー・ジョシュアが切望するタイソン・フューリー戦の実現が依然として不透明な中で、ジョシュア陣営にはさまざまな対戦案が持ちかけられている。そのひとつがジェイク・ポールとの一戦であり、ジョシュアのビジネスパートナーとの通話を経て、このアイデアには現実味が帯びてきたとハーンは語っている。

「これは非常に現実的な話だ」と、ジョシュア対ポールについて問われた際、ハーンは『ザ・リング』誌に語った。




「7月30日(水)にナキサと1時間ほどじっくり話をしたんだけど、今では彼らが本気でこの試合を望んでいると感じているよ。本当にね。」

「ナキサは非常に率直だったし、この試合について懸念も抱いていた。でもジェイクは本気で勝てると信じているか、少なくとも互角に戦えると信じているんだ。」

「そして今、この試合のスケールを考えると、実現する可能性はかなり高いんじゃないかと思ってる。もし確率で言うなら、50対50ってところだね。すごく前向きな話し合いだったし、今後数週間のうちにさらに具体的な協議が進むことになるだろう。」

「彼らが本当にこの試合を望んでいるのなら、実現するよ。」

ポール(28歳)は、6月にホンダ・センター(アナハイム)で元WBCミドル級王者フリオ・セサール・チャベスとの10回戦に臨み、ユナニマス・デシジョンで勝利したのが直近の試合となっている。それ以前には、2024年11月に59歳のマイク・タイソンと8ラウンド2分制のエキシビションマッチを行い、勝利を収めている。

一方のジョシュアは、昨年6月にウェンブリー・スタジアムでダニエル・デュボアとの一戦に臨み、3度目の世界ヘビー級王者を目指すもKO敗けを喫して以来、リングから遠ざかっている。その夜、ジョシュアの体重は252ポンドをわずかに超えていたのに対し、ポールはチャベス戦で200ポンドをわずかに下回っていた。

しかし、ハーンはポールが自身初のヘビー級戦に向けて体重を増やしてくるつもりだと語っている。

「それほど大きな体重差にはならないと思うよ」とハーンは言う。「試合当日には、ジェイクも間違いなくヘビー級の体格でリングに上がってくるだろう。」




「でも正直に言えば、君に対してこれを正当化できるかどうかは分からない。俺の意見としてはミスマッチだし、危険な試合だと思ってる。でも、これはクルーザー級の選手がヘビー級に上がってくるという話なんだ。」

「ジョシュア自身はまだ、その現実味を完全には理解していないかもしれない。でも、今週の通話を経て言えるのは――この試合が“確実に現実的な可能性になった”ということだ。」

「AJはビジネスの世界をよく理解してる。この話を聞けば、どれだけ巨大なイベントになるかはすぐに分かるはず。おそらく、この試合は世界中で実現し得る“最大級のビッグファイト”になるだろう。彼にとっても、これまでのキャリアで最高額クラスのファイトパースになる可能性が高い。ボクシング界だけの話じゃなくて、これはもう“ボクシングの外側”の世界の話なんだよ。」

ハーンはまた、ジェイク・ポールが受ける可能性のある一方的な打撃によって、プロキャリア開始からわずか5年余りで、彼がボクシング界から「消えてしまう」ことになるかもしれないとも語っている。

彼はこうも言い加えた。「この前ナキサに言ったんだ。これは“恐怖の要素”なんだよって。これは危険な試合だ。デヴィッド・ブレインのパフォーマンスを観るようなものだけど、もっと危険で、もっと現実的なんだ。3分以内に箱から脱出しようとしてるわけじゃない。相手は史上屈指のパンチャーのひとりで、これは遊びじゃないんだ。」

「これは俺が望んだ試合でもないし、こっちからターゲットにしていたわけでもない。でも、この試合の商業的スケールの大きさは十分に理解してるし、同時に“ジェイク・ポールをボクシング界から消し去りたい”と思っている人たちがたくさんいることも分かってる。おそらく、この試合はその願望を現実にするものなんだろう。」


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