アンドレス・コルテスは、初の世界タイトル挑戦に向けて進む道の選択肢に事欠かない。
コルテスはジュニアライト級でWBO6位、WBC8位、IBF13位にランクインする。すべてがうまく運べば、彼の初の世界タイトル挑戦は、ボクシングでもっともファン受けする王者の一人、WBOジュニアライト級王者
エマヌエル・ナバレッテが相手になる可能性がある。
「それがいちばんエキサイティングな試合になると思う」とコルテスは
『ザ・リング』に語る。「俺は間違いなく一番ハードな試合を望むし、口先だけでなく本気でそう思うタイプだ。対戦相手を選り好みしたくない。外にある最も厳しい試合を望むし、それが最もエキサイティングな試合になると思う。みんなもそれを見たがるはずだと思う。」
まずは、コルテス(23勝0敗、12KO)が、土曜日にカリフォルニア州ロングビーチのサンダー・スタジオで行うDMG Boxingの興行「Night of Champions V」で、10回戦のジュニアライト級戦としてデルリン・ヘルナンデス=ヘラルドと対戦して仕事を片付ける必要がある。この興行はMillions.coで配信する。
ネバダ州ヘンダーソン出身のコルテスは、ほぼ1年のブランクを経て5月10日に
サルバドール・ヒメネスに3-0判定勝を収めた。130ポンド級の現状を踏まえると、コルテスが望むチャンスをどこでいつ得るのかは依然として大きな疑問符が付く。ナバレッテ(39勝2敗1分、32KO、1NC)とチャーリー・スアレスは、5月10日の初対戦がナバレッテの3-0判定勝からノーコンテストに覆った件で、まだ片付けるべき課題が残る。スアレス(18勝0敗、10KO、1NC)は本来、カットによるストップで勝利すべきだった。
WBAは、WBAジュニアライト級王者ラモント・ローチ・ジュニア(25勝1敗2分、12KO)が12月6日にアイザック・クルス(28勝3敗1分、18KO)のWBCジュニアウェルター級暫定王座に挑むために140ポンドへ階級を上げる件についても整合を取る必要がある見込みだ。
成り行きがどうなろうと、コルテスは、求めるビッグファイトを勝ち取るためには、デルリン・ヘルナンデス=ヘラルド(13勝4敗1分、11KO)相手にまたしても凡庸な判定勝で済ませるわけにはいかないと理解する。
「間違いなくノックアウトを狙う」とコルテスは言う。「ボクシングではエキサイティングな勝ち方が必要だ。注目を集めるには刺激的なものが要るし、そのことはわかっている。ノックアウトを取りに行くつもりだ。」
28歳のコルテスと、ドミニカ共和国出身の32歳デルリン・ヘルナンデス=ヘラルドには、共通の対戦相手ブライアン・シェバリエがいる。コルテスは昨年2月にシェバリエ(21勝3敗1分、16KO)を4回でストップし、ヘルナンデス=ヘラルドは今年3月に3回でストップする。シェバリエへのストップ勝ちは、ヘルナンデス=ヘラルドにとって直近4試合で唯一の勝利であり、コルテスはその時にシェバリエの12連勝を止める。
コルテスは、ヘルナンデス=ヘラルド戦で目標へさらに一歩近づく自信を持つ。
「俺たちはスキルレベルがまったく違う」と彼は言う。「俺は間違いなくもっと高い階層にいて、間違いなく彼にとって最も厳しい相手だ。……爆撃を仕掛けに行って、ノックアウトを期待する。」