ロンドンで11月15日に行われる
クリス・ユーバンク・ジュニア対
コナー・ベンの再戦のアンダーカードで予定されていた注目の一戦が中止となった。
『ザ・リング』誌の取材によると、ザウル・アブドゥラエフ(20勝2敗、12KO)はビザ取得の問題により、ジュニアウェルター級の新鋭アダム・アジム(13勝無敗、10KO)との試合から撤退したという。アブドゥラエフはこの試合を進めないことを決断したが、アジムは引き続き同興行に出場し、対戦相手は近日中に発表される予定である。
アジムはイギリス・バークシャー出身の23歳。昨年10月のオハラ・デイヴィス戦、そして今年2月のセルゲイ・リピネッツ戦で連続ノックアウト勝利を収め、急成長を続けるキャリアの勢いをさらに加速させようとしている。
一方のアブドゥラエフは、5月に行われたIBFライト級暫定王座戦で
レイモンド・ムラタヤに判定で敗れて以来の再起を目指していた。ムラタヤはその後、正式に王者へと昇格している。
アブドゥラエフはムラタヤ戦の敗北で9連勝中の勢いを止められた。なお、31歳のロシア人である彼の唯一のもう一つの黒星は、2019年にデヴィン・ヘイニーに4回TKOで敗れた試合である。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。 X (旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。