1年前、重岡優大はWBC世界ミニマム級王座をメルビン・ジェルサレムにまさかの敗戦で明け渡した。
現在The Ringストロー級ランキング4位、戦績9勝1敗(5KO)の重岡は、3月31日(日)に愛知県常滑市のAichi Sky Expoで行われる再戦で王座返り咲きを狙う。
「再戦できることが本当に嬉しいです。しっかりトレーニングして準備してきたので、自信を持って言えます。絶対に負けない」と重岡は語った。
「いつも通り“勝たなきゃいけない、勝つんだ”という気持ちで戦います。勝ちます」
27歳のサウスポーは、前回の敗戦後に一度リングに上がり、フィリピンのサミュエル・サルバに3-0の判定勝ち(10回)を収めている。
そして今回、再び自らの手で王座を取り戻す覚悟だ。
「1年前に負けた相手に、1年後に勝ちます。成長した姿を証明したい。だからこそ、このリベンジマッチにワクワクしています」
「自分がどれだけ進化したかを見せたい。迷いなく、前より強くなった自分を見せます」
元IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗の兄である重岡は、王者ジェルサレムに向けてシンプルな言葉を投げかけた。
「最高の試合をしよう。そして最後に勝つのは俺だ!」
現WBC世界ミニマム級王者メルビン・ジェルサレム(23勝3敗12KO)は、The Ringストロー級1位にランクされる実力者。フィリピン国内で11連勝を飾ったのち、当時WBC王者だったワンヘン・メナヨーティンに0-3の判定負け(12回)。続く試合では、同胞ジョーイ・カノイにも0-3の判定負け(10回)を喫し、連敗を喫した。
しかしそこから8連勝を飾り、2023年1月には谷口将隆とのWBO世界戦に臨み、2回TKO勝ちで王座を獲得。
初防衛戦ではオスカー・コラッソに7回終了時TKO負け(棄権)で王座陥落。
同年10月、重岡との王座決定戦においては2-1の判定勝ち(12回)でWBC王座を奪取。
初防衛戦ではルイス・カスティーヨに3-0の判定勝ち(12回)を収めている。
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