ヨエニス・テレスは、キャリア初黒星を喫したものの、気持ちを切らすことなく前進し続けている。
才能豊かな25歳のキューバンであるテレスは、12月13日、フロリダ州オーランドのカリブ・ロイヤルでケンドー・カスタニェダと対戦するためリングに戻ることになった。これにより、過去の失敗から学んだことを証明する絶好の機会を得ることになる。
8月23日、テレス(10勝1敗、7KO)は、アバス・バラオを簡単に突破し、WBA暫定スーパーウェルター級王座を難なく防衛できると信じていた。しかし、予定していた“楽な夜”は悪夢に変わり、最終12ラウンドにダウンを奪われ、
その後の判定でも大差で敗れた。
この敗北も、今回の試合と同じカリブ・ロイヤルで起きたものである。しかし今回、彼の前に立ちはだかる相手は、バラオほど執拗なタイプではない。
カスタニェダ(21勝12敗、9KO)、31歳は、勝利というものがどんな感覚だったかを忘れかけている。6連敗を抱える彼は、戦績20勝32敗というキャメロン・クレールに勝利した2023年以来、一度も白星を手にしていない。
テレスはバラオ戦での敗北後、
『The Ring』誌のトップ10ランキングから姿を消した。