【ニューヨーク】— フアンミタ・ロペス・デヘススは、土曜夜に父フアン・マヌエル・ロペスの名勝負の舞台ともなった会場で、圧倒的なパフォーマンスを披露した。
マディソン・スクエア・ガーデン・シアターで行われたザンダー・ザヤス対ホルヘ・ガルシア戦のアンダーカードで、ロペス・デヘススはホルヘ・ゴンザレス・サンチェスを1ラウンドに2度、2ラウンドに1度倒し、2回1分14秒TKO勝利を収めた。試合は4回戦のジュニアバンタム級として予定されていたが、レフェリーのシャダ・マードーが試合をストップした。
プエルトリコ出身のゴンザレス・サンチェス(5勝3敗4KO)は、ロペス・デヘススの右フックで倒れた後、後頭部を打たれたとしてストップに抗議した。これが3度目で最後のダウンとなった。
プエルトリコ代表として2024年パリ五輪にも出場したロペス・デヘスス(3勝0敗2KO)は元スーパーバンタム級&フェザー級世界王者フアン・マヌエル・ロペスの19歳の息子。
1ラウンド開始59秒、ロペス・デヘススはゴンザレス・サンチェスを最初のダウンに追い込み、その後も左右のコンビネーションで再びダウンを奪った。相手は粘りを見せて2ラウンドに持ち込んだが、最後は右フックで試合を終えられた。
ロペス・デヘスス戦の直前には、ドミニカ共和国出身のフェザー級プロスペクト、ヤン・サンタナがアーロン・アラメダを圧倒。3人のジャッジ(ロン・マクネア、ケビン・モーガン、ワルスカ・ロルダン)はそろって100-90と採点し、サンタナ(15勝0敗12KO)はプロ3年目で最も経験豊富な相手を完封した。
メキシコのアラメダ(30勝3敗17KO)は、サンタナ戦前に5連勝中だった。過去の敗戦は、IBFフェザー級王者アンヘロ・レオ、元WBC王者ルイス・ネリーに判定で敗れたもの。
さらにその前には、ロサンゼルスの21歳ジュニアバンタム級プロスペクト、スティーブン・ナバーロがクリストファー・リオスとの8回戦で激闘を制し、3人のジャッジすべてが77-75でナバーロに軍配を上げた。ナバーロはこれで7勝0敗(5KO)、リオスは11勝3敗(7KO)となった。
Keith Idecは『ザ・リング』の上級記者兼コラムニストである。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡可能。