ウィリー・ハッチンソンは、競技の頂点に到達するという決意はこれまでと変わらないと主張している。
10月4日、
Ringライトヘビー級10位のハッチンソンは、13か月ぶりにリングに復帰し、スコットランド・グラスゴーのブレーヘッド・アリーナで、チョーリー出身の
マーク・ジェファーズ(20勝1敗、7KO)と対戦する。ハッチンソン(18勝2敗、13KO)は、これまで気まぐれで歯がゆいファイターだったが、2024年6月、ついにその潜在能力を発揮し、「クイーンズベリー対マッチルーム 5対5」大会で
クレイグ・リチャーズを完全に圧倒する見事なパフォーマンスを見せ、判定で下した。
その勝利によって、ハッチンソンは
ジョシュア・ブアツィとのWBO暫定王座戦の切符を手にした。27歳のスコットランド人は果敢に戦ったものの、2度のダウンを喫し、スプリットデシジョンで敗れた。
それ以来、ハッチンソンはリングから遠ざかっていることで注目されていた。
今年初めには短期間シェーン・マクギガンの下でトレーニングを積み、WBOライトヘビー級4位のザック・パーカーとの復帰戦に向けて準備を進めていたが、負傷により出場を断念した。
ハッチンソンは現在、万全の状態に戻っており、ルイジアナ州出身のショーン・ヘンプヒルに敗れて無敗記録が途切れ、スーパーミドル級から階級を上げてくるジェファーズを相手に、かつて築き始めた勢いを取り戻すことを狙っている。
ハッチンソンはこの10か月間、ブアツィ戦の全ラウンド映像を見返し、自身のやったことややらなかったことに悩み続けてきたわけではない。実際のところ、一度も腰を据えて試合映像を見返してすらいない。
「自分にとっては何の意味もない。必要なことはそこから学んだし、あるがままだ。わかるだろ? 一度も見返していない」と彼はクイーンズベリーに語った。
「興味はない。」
「それがどれだけ悪かったか、あるいは良かったかを自分に確認する必要はない。自分にとって良くなかったことはわかっている。見る必要はない。次は両手でしっかりつかめばいいんだ。」
自信はあらゆるファイターにとって重要な要素だが、ハッチンソンのようなファイトスタイルと精神面を持つ者にとっては、まさに不可欠なものだ。
ブアツィに敗れたことは、将来世界王者になるという彼の信念を揺るがしていない。この目標を達成するためには、その信念を余すことなく発揮する必要があるだろう。この敗戦はハッチンソン自身の能力への自信を損なわなかったかもしれないが、ライバルたちは、ブアツィが試合後半で彼の動きを封じ、ボディを攻めてダメージを与えたことをしっかりと記憶に留めているはずだ。
そうしたことは、心に疑念を抱くようなタイプではないハッチンソンにとって、まったく気にすることではない。
「一生ない。もし自分を疑い始めたら、ボクシングなんて二度とやらない。自分を疑い始めた時点で、この競技はもう自分のものじゃなくなると思っている。あまりにも厳しいスポーツだからな。ここ(ハート)にそれがなければ、それで終わりだ。ボクシングは素晴らしいものだが、自分が一番だとか必ずやり遂げるという信念がなければ、1シリングの価値もないだろ?」と彼は語った。
「特に俺にとっては、最後までやり遂げると信じられなければ何の価値もない。9歳の頃からこれをやってきた。アマチュア(ユース)世界王者にもなった。今はプロの世界王者になる準備ができている。少しでもできないという疑いがあれば、それで俺は終わりだ。」
「今がその時だと信じている。このこれからの12か月で、自分はボクシング界で最も大きな名前になれると信じている。」