【モントリオール】—— ズミトリー・アサナウとフランチェスコ・パテラが、モントリオール・カジノで行われた前日計量でライト級リミット内に無事収まり、明日のメインイベントに向け準備を整えた。
アサナウは134.6ポンド、対するパテラは134.1ポンドで計量をパスしている。
この興行は「Eye of The Tiger Promotions」によるもので、ESPN+が米国で午後6時30分(東部時間)/午後3時30分(太平洋時間)から中継し、カナダ国内ではpunchinggraceが放送予定である。
アサナウ(9勝0敗、4KO)はアマチュア時代に名を馳せた逸材であり、2016年および2020年のオリンピックでベラルーシ代表として出場した。プロデビューは2022年のドイツで行われ、最初の7試合もドイツで戦っている。
その後、活動拠点をカナダに移した28歳のアサナウは、元世界タイトル挑戦者のマティアス・ルエダを第5ラウンドTKOで下し、勢いに乗っている。
パテラ(30勝5敗、11KO)は2012年からプロとして活動しており、ベルギー出身のサウスポー。プロキャリア初期にいくつかの敗戦を経験しながらも、フィンランドでエディス・タトリ(SD 12/ L UD 12)とEBU欧州ライト級王座を争い、スプリット判定で勝利した後に再戦でユナニマス判定負けを喫した。
その後、絶好調だったルイス・リットソンをユナニマス判定で破って再びEBU王座を獲得。以降は3度の防衛に成功したが、その後の新型コロナウイルスの影響により18ヶ月の活動停止を余儀なくされた。復帰後は5連勝を記録したものの、後にWBOライト級王者となるキーショーン・デービスに10回戦ユナニマス判定で敗れている。それ以降は3試合を行い、2勝1敗。唯一の敗戦はゲイリー・カリーとの10回戦での判定負けであった。
セミファイナルでは、WBA女子スーパーウェルター級タイトルマッチが行われ、メアリー・スペンサー(9勝2敗、6KO)が153.8ポンドで計量をパスし、挑戦者オグレイディス・スアレス(31勝5敗1分、15KO)は153ポンドを記録した。
以下はその他アンダーカードの計量結果:
クリストファー・ゲレーロ(13勝0敗、8KO/モントリオール)146.5ポンド vs. オリバー・キンタナ(22勝3敗、16KO/メキシコ・メヒカリ)145.4ポンド —— ウェルター級10回戦
モレノ・フェンデロ(9勝0敗、7KO/フランス・ブザンソン出身、モントリオール拠点)167.5ポンド vs. ミコラ・ヴォフク(15勝6敗、9KO/ウクライナ・チェルヴォノフラード出身、ドイツ・ニュルンベルク在住)166.3ポンド —— スーパーミドル級8回戦
アレクサンドル・ゴーモン(12勝0敗、8KO/カナダ・ガティノー)159.7ポンド vs. マティス・ロウレンコ(13勝5敗3分、6KO/フランス・マルセイユ)156ポンド —— ミドル級8回戦
ジョン・オロビオ(12勝0敗、11KO/コロンビア出身、モントリオール在住)138.5ポンド vs. セバスチャン・エセキエル・アギーレ(19勝6敗、12KO/アルゼンチン・コモドロ・リバダビア)139.3ポンド —— スーパーライト級8回戦
エリック・イスラエリヤン(アルメニア・エレバン出身、モントリオール在住)131.8ポンド vs. リチャード・ベルナス(0勝1敗/ハンガリー・デブレツェン)127.6ポンド —— スーパーフェザー級4回戦
アサナウ対パテラ戦およびアンダーカードは、ESPN+にて米東部時間午後6時30分(太平洋時間午後3時30分)より配信予定。
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