WBCボクシング・グランプリ決勝が、サウジアラビア・リヤドで開催されている。
最終フェーズの試合は計4試合で、フェザー級、ジュニアウェルター級、ミドル級、ヘビー級の各階級で行われる。
各試合は3分×8ラウンドで実施される。引き分け決着は認められておらず、試合終了時点で内容が拮抗している場合は、クオリテイティブ(内容重視)方式の採点システムによって勝敗が決定される。
最新の結果は以下の通りである。
ヘビー級
ケビン・ラミレス 判定8回(3-0) アハメド・クルニッチ
アルゼンチン出身のケビン・ラミレスが、アハメド・クルニッチを相手にユナニマス・デシジョンで下し、WBCグランプリ・ヘビー級優勝を果たした。スコアは77-75、77-75、78-74であった。アンダードッグと見られていたラミレスは、アウトボクシングを軸に安定した試合運びを見せる一方、接近戦では素早いコンビネーションで前に出て有効打を重ね、ポイントを奪取。その結果、優勝賞金10万ドルを獲得した。
フェザー級
ブランドン・メヒア・モスケダ 判定8回(3-0) ムハメト・カミリ
ブランドン・メヒア・モスケダが、ムハメト・カミリに対しユナニマス・デシジョンで勝利し、126ポンド(フェザー級)のWBCボクシング・グランプリ王者に輝いた。採点は76-75、78-73、77-74であった。試合内容は激しい打ち合いが続く接戦となったが、メキシコ出身のモスケダは終始、よりクリーンで効果的なパンチをヒットさせ続け、文句なしの勝者となった。
ジュニアウェルター級
カルロス・ウトリア 判定8回(3-0) ムジビロ・トゥルスノフ
カルロス・ウトリアが、ムジビロ・トゥルスノフとのタフな一戦を制し、140ポンド級のWBCボクシング・グランプリ王座を獲得した。採点は77-75、77-75、78-74であった。コロンビア出身の22歳、ウトリアは試合を通して右ストレートとアッパーカットを効果的にヒットさせ続けた。一方のトゥルスノフは、有効な攻撃を組み立てることができず、終始リズムに乗り切れない展開となった。
ミドル級
デレク・ポメルロー対ディラン・ビッグス