ニュージャージー州ニューアーク発 — ノーマン「プー」ニーリーは、土曜夜、自身の熱狂的な地元ファンを満足させるのに1ラウンドも要しなかった。
パターソン出身のヘビー級のニーリーは、プルデンシャル・センターで行われたヴィト・ミエルニツキ対カミル・ガルジェリクのアンダーカードで、6回戦のヘビー級戦においてジェームズ・ウィリスを初回でストップした。ニーリー(16勝1敗、11KO)は左をヒットさせてウィリスをぐらつかせ、さらに右を打ち込み、ウィリスをロープに叩きつけた。
レフェリーのエリック・ダーリは、2発のパンチを浴びたウィリスが継続不可能と判断し、ウィリスが立ったままの状態で1ラウンド2分8秒に試合を止めた。
サウスポーのウィリス(6勝2敗1分、5KO)はバージニア州ロアノーク出身で、プロ9戦目にして初のKO負けを喫した。
続く試合も、長くは続かなかった。
ニューヨーク州スタテンアイランド出身のライトヘビー級プロスペクト、アルヤン・イセニは、カイン・トムリンソン・ジュニアを3度倒し、予定されていた4回戦を2ラウンド1分3秒でストップさせた。
イセニ(4勝0敗、4KO)は初回に左のパンチでトムリンソンを2度ダウンさせた。さらに第2ラウンド序盤にも左を打ち込み、トムリンソンを再び倒すと、レフェリーのメアリー・グローバーが即座に試合を止めた。
バージニア州リンチバーグ出身のトムリンソンは1勝1敗となった。
土曜の早い時間帯には、ニューアーク出身のムアド・アブドゥス=サラームがプロデビュー戦でロベルト・カントスに判定勝ちを収めた。3人のジャッジのうち1人は競ったウェルター級の試合を38-38のドローとしたが、他の2人はアブドゥス=サラームに40-36と39-37をつけ、マジョリティ判定で勝利を収めた。
バージニア州オレンジ出身のカントスは1勝4敗となったが、健闘を見せた。第4ラウンドにはアブドゥス=サラームの左フックでぐらついたものの、終了のゴングまでには自らも強打を返した。
アブドゥス=サラームの試合の直前には、カシャド・エリオットがティタス・アッシュとの激しい一戦をユナニマス判定で制した。両者とも反則すれすれの戦法を繰り出す展開となったが、ニュージャージー州プレインフィールド出身のエリオット(5勝0敗、2KO)が、ボルチモアのアッシュ(1勝1敗、1KO)を3者ともに支持する判定(38-35、38-36、38-36)で退けた。
土曜最初の試合では、クルーザー級プロスペクトのジャマー・タリーがカート・フレミングを3度倒し、第2ラウンドでストップ勝ちを収めた。
ニュージャージー州カムデン出身のタリー(3勝0敗、3KO)は、試合開始から約20秒で最初のダウンを奪った。バージニア州リンチバーグ出身のフレミング(3勝1敗、2KO)は初回をなんとか耐えきったが、第2ラウンドに再び2度ダウンを喫した。
4回戦として組まれていたこの試合は、第2ラウンド1分4秒で終了となった。
Keith Idecは『ザ・リング・マガジン』の上級記者兼コラムニスト。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡可能。