ヴィト・ミエルニッキ・ジュニアの前戦は、彼の地元ニュージャージー州ローズランドからわずか20分ほどの場所で行われた。

ミドル級コンテンダーの次戦は、はるかに長い旅路となる。「ザ・リング・マガジン」の取材によれば、ミエルニッキは11月22日、サウジアラビア・リヤドのANBアリーナで行われる10回戦でイタリアのサミュエル・ンモマと対戦する。

ミエルニッキ（21勝1敗、12KO、1無効試合）とンモマ（21勝無敗、5KO）の一戦は、DAZNで配信される「The Ring IV」興行の一部として行われ、WBCライトヘビー級王者デビッド・ベナビデス対アンソニー・ヤード戦がメインを飾る。

23歳のミエルニッキは直近の試合でポーランドのコンテンダー、カミル・ガジエリク（19勝1敗、4KO）を破った。6月21日、ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで行われた10回戦メインイベントで、3回にガジエリクをダウンさせ、最終的に判定3-0のユナニマスデシジョンで勝利した。

ナイジェリア生まれのンモマ（28歳）は、ミエルニッキにとって3戦連続となる無敗の相手となる。しかし2016年12月のプロデビュー以来、対戦相手のレベルは低いままだ。直近の試合では、今年3月28日にイタリア・ノヴァーラで行われた10回戦で、デンマークのアブドゥル・ハッタブ（20勝4敗1分、5KO）に判定勝ち（3-0）を収めている。

ミドル級王者ジャニベック・アリムハヌリ（17勝無敗、12KO）の下でWBOランキング6位に位置するミエルニッキは、ンモマにとってプロ8年のキャリアで初めての世界ランク入りの相手となる。ミエルニッキがアメリカ国外で戦うのは、アマチュア時代以来これが初めてとなる。

「The Ring IV」興行では、フェニックス出身のデビッド・ベナビデス（30勝無敗、24KO）がイングランドのアンソニー・ヤード（27勝3敗、24KO）と12回戦のメインイベントで激突するのに加え、WBOウェルター級王者ブライアン・ノーマン・ジュニア（28勝無敗、22KO／ジョージア州コンイヤーズ）が、元ライト級4団体統一王者デヴィン・ヘイニー（32勝無敗、15KO、1無効試合／ネバダ州ヘンダーソン）と12回戦のセミファイナルで対戦する。

Keith Idecは「ザ・リング・マガジン」のシニアライター兼コラムニストであり、X（旧Twitter）では @idecboxing で連絡が取れる。