オレクサンドル・ウシクは、12月19日の対戦を前に、
アンソニー・ジョシュアと
ジェイク・ポールの“格の違い”を例え話で強調する。
「アンソニーはロールスロイスだ。ジェイク・ポールはフィアットだ」とウシクは Boxing King Media に語る。「ロールスロイスがフィアットと勝負になるわけがない。まったく意味がない。」
イングランドのジョシュアは、2024年9月に
ダニエル・デュボアに5回KO負けして以来、試合をしていない。一方、ウクライナのウシクはリング誌、IBF、WBA、WBCのタイトルを持ち、今年7月にはデュボアを2度目のストップで退けている。
ジョシュアは、マイアミでの8回戦でポールを「暴いて、止めて、ボクシングを教える」と宣言している。ジョシュア(28勝4敗、25KO)は、
Netflix が世界配信するこの試合で、経験の浅いポール(12勝1敗、7KO)を難なく片付け、2月の試合、そしてタイソン・フューリーとのビッグマッチへ進むと見られている。
フューリーにも2度勝っているウシクは、ジョシュアが再び主導権を握るために
必要な“鍵”をすべて渡すつもりだ。
「アンソニーと今は友達だ」とウシクは語る。「自分はアンソニーが好きだ。彼は賢くて、すごく大きなハートを持っている。もし相手を助けられるなら、助ける。俺のスタイルを丸ごと渡すわけじゃない。俺のチームは“ウシク流”だけの一本線ではなく、いろいろなスタイルを持っている。アンソニーが成長するための新しいツールを与えているんだ。」
Manouk Akopyan はザ・リングの主任ライター。X と Instagram は @ManoukAkopyanでフォローできます。