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「甘く見られた」アンヘル・フィエロ、“凡庸な”アイザック・クルスに痛烈な一撃──再び戦争の火蓋が切られる
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Manouk Akopyan
Manouk Akopyan
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「甘く見られた」アンヘル・フィエロ、“凡庸な”アイザック・クルスに痛烈な一撃──再び戦争の火蓋が切られる
アイザック・クルスアンヘル・フィエロの再戦が、ほとんど宣伝を必要としないほど注目されていることは明らかだが、両者にその自覚はない。

クルス(27勝3敗1分18KO)は今年2月、フィエロ(23勝3敗2分18KO)との激戦を判定で制した。メキシコ人同士の壮絶な一戦は大きな注目を集め、両者の因縁に決着をつける再戦が、7月19日にラスベガスのMGMグランドで行われるマニー・パッキャオ対マリオ・バリオスのPPV興行のアンダーカードとして組まれた。
記者会見でのフェイスオフでは早くも火花が散り、前哨戦の段階から舌戦は激しさを増している。両者の確執と憎悪が燃え上がるなかで、この一戦は“アルトゥロ・ガッティ対ミッキー・ウォードの再来”とも称されている。

「俺がエリートだと証明するって約束した。この試合でも同じことを見せる。ピットブル・クルスに敬意なんてない」とフィエロは語る。「俺は怖がってないし、あいつはただの凡庸なファイターだ。人間なんだから、疲れるに決まってる。あいつに言った通り、戦争をしに行く。」

二人が前回の試合で合計1,410発ものパンチを放ったことを考えれば、それを超える内容を想像するのは難しい。クルスは248発、フィエロは238発をヒットさせた。

「試合の序盤、周りの目は『誰だこいつ?』という感じだった」と、“タシロ”の愛称でも知られるフィエロは語る。「でも途中から流れが変わった。みんなが俺を一流のファイターとして見始めたのを感じた。まるでロッキーがロシアで戦ってるみたいだった。口だけじゃないってことを証明した。俺は本物のメキシカンだ。俺たちは誇りをかけて戦うメキシコ人同士。次なるメキシコのスターが誰なのかを示す戦いだ。祖国に名誉をもたらすために戦っている。」

「次の試合では違う“タシロ”を見せる。前回以上の壮絶な戦いになる。ファンは第1ラウンドから立ち上がることになるはずだ。俺はピットブルに勝つ、絶対に。あいつもちゃんと準備したほうがいい。心の奥では自分が何と向き合っているか、あいつもわかってるはずだからな。」

第1戦は10ラウンド戦だったが、再戦では12ラウンドに設定されている。

この再戦に向けて、フィエロは『ザ・リング』誌が選ぶ2024年の最優秀トレーナー、ロバート・ガルシアを新たに迎え、技術面の強化に取り組んでいる。


「必要な場面で常にガードを上げていなかった。それが当時の最大のミスだった」とフィエロは語る。「ピットブルは俺を甘く見ていたし、今でもそうだろう。でも、俺は並の選手じゃないってことはすでに証明した。俺はエリートの一人で、今はその何倍もの努力をしている。」

「今回のキャンプは本当に厳しい。これまでにない激しさで練習してきた。ロバート・ガルシアとチーム全体の指導は素晴らしい。スパーリングの内容も変えて、素晴らしい結果を出せると信じている。」

「自分自身を見直して、前回の試合で結果を左右したミスを修正してきた。ロバート・ガルシアはとても経験豊富で、一緒に前回の試合を見返して、勝つために何をすべきかを徹底的に分析した。」

Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagram:@ManoukAkopyan をフォロー。

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