直近3試合の判定に対して、
テビン・ファーマーは不満を抱いている。しかし、次の試合では同じことは繰り返さないと断言している。
カリフォルニア州アナハイムのホンダセンターにて、6月28日にファーマーはリングへ向かい、そこには
フロイド・スコフィールド・ジュニアが待ち受けている。概して、スコフィールドと彼の口達者な父親は、135ポンド級で最高レベルの対戦相手と戦う準備が整っているとボクシング界にアピールしてきた。ファーマーもスコフィールドの挑戦的な姿勢には敬意を表している。ただし、経験という点ではスコフィールドに分がないと見ている。
ファーマー(33勝8敗1分、8KO)は、自身の戦績を振り返りながら笑みを浮かべる。22歳のスコフィールドはすでにすべてを見てきたと思い込んでいるようだが、ファーマーは「実際には何も見ていない」と圧倒的な自信を示している。
「キッド・オースティンはこれまで見たことのないスキルを学ぶことになる」とテビン・ファーマーは最近のプレスリリースで語った。
もしスコフィールドがシャクール・スティーブンソンとの試合を実現させていれば、経験不足という評価はされなかったかもしれない。
数か月前、スコフィールド(18勝0敗、12KO)はWBC王座を懸けてスティーブンソンに挑戦できると発表され、大いに喜んでいた。しかし、病気により入院し、試合を辞退せざるを得なくなった。
その後、スコフィールドは批判の嵐にさらされた。元王者であるファーマーを下せば、名誉回復への大きな一歩となるだろう。
とはいえ、3連敗という事実は重くのしかかる。レイモンド・ムラタリャ戦とウィリアム・セペダ戦では、判定に委ねたことで物議を醸した。ファーマーは、あの2試合では裁定に裏切られたと考えている。
今回のスコフィールド戦でも敗戦が加わる可能性はあるが、それを防ぐためにも、今度こそジャッジの出番をなくすつもりだ。
「奴に教訓を叩き込むために、KOで倒す」