トレバー・マッカンビーは、8か月前に自身がプラントとの試合の最初の4ラウンドで見せたような問題を、アルマンド・レセンディスがプラントに与えるとは考えていない。
マッカンビーの見解では、
プラントが土曜夜の試合で勝利するのは当然であり、オッズも20対1の圧倒的有利となっている。マッカンビーは、アルマンド・レセンディスの守備の甘さが問題を引き起こし、攻撃的なメキシコ人ファイターが
12回戦のスーパー・ミドル級戦で克服できないだろうと予測している。この試合は、ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノ内ミケロブULTRAアリーナからアマゾンのプライムビデオで配信される予定だ。
マッカンビー(28勝1敗21KO)は、自身の次戦である7月19日テキサス州フリスコでの
トップスーパー・ミドル級コンテンダー、ディエゴ・パチェコ(23勝0敗18KO)との試合に向けたプロモーションイベント後、プラント対レセンディス戦を分析した。
プラントは
「ザ・リング・マガジン」にこう語った。「レセンディスの試合を一度だけ見たことがある。イライジャ・ガルシアと戦った試合だ。イライジャもフェニックス出身のいい若者で、レセンディスをKOした。でも俺はプラントが彼を簡単に片付けると思う。レセンディスは俺ほどのディフェンスは持っていないからね。」
「見ての通り、俺はケイレブのパンチをかわしてきた。彼はチェック気味の左フックをほとんど当てられなかった、俺たちがそれを警戒していたからだ。プラントは後半ラウンドでレセンディスを止めるだろうと思うけど、面白い試合になるかもしれない。レセンディスは主に154ポンドで戦ってきたから、ケイレブはかなり大きく見える。」
マッカンビーは9月14日にラスベガスのTモバイル・アリーナで行われた試合の4ラウンドで、左フックをプラントの肩にヒットさせてダウンを奪った。アリゾナ州グレンデール在住の彼は、2ラウンド中にもう2度のダウンを奪った可能性がある。
プラントは2ラウンド開始からわずか20秒で、マッカンビーの右ボディブローを受けてロープに寄りかかり、そのためにダウンとは認められなかったが、もしロープがなければ倒れていた可能性がある。ラウンド終了間際にはマッカンビーが強烈な左をヒットさせたものの、レフェリーのアレン・ハギンズはプラントが倒れた際にマッカンビーの押しがあったと判断した。
マッカンビーは、元IBFスーパー・ミドル級王者であるプラントが大きくダメージを受けていると察し、コーナーへ戻る際に挑発的な仕草を見せた。
マッカンビーは振り返ってこう語った。「飛び込むようなトミー・モリソンの左フックで彼の脚をぐらつかせた。ビデオを見れば分かるが、あのダウンが奪われたと感じてちょっと挑発していたんだ。だからファンやみんなに『こいつはかなりダメージを受けてるぞ』と知らせたかったんだ、わかるだろ?」
プラントと彼のトレーナーであるスティーブン・“ブレッドマン”・エドワーズ、そしてプラントの父リッチー・プラントによる的確な修正が、5ラウンド開始時に試合の流れを取り戻す助けとなった。以降、プラントはマッカンビーを徹底的に攻め立て、9ラウンドでこれまで無敗だった相手をストップした。
プラントが無防備で疲労したマッカンビーに強烈なパンチを浴びせ、ロープ際に追い込んだところで、レフェリーのハギンズが試合をストップした。
「勢いはあったが、プラントがうまく展開を切り替え、戦術を変えてきた。それに気づいて、自分も対応すべきだった……試合には波がある。あの時(2ラウンド)が自分のピークで、ある意味彼を楽にしてしまった部分もある。もっとプレッシャーをかけて、彼を本当に居心地悪くさせるべきだったかもしれない。外からただ真のボクサーとボクシングをしようとする戦い方は避けるべきだった。」
ネバダ州ヘンダーソン出身のプラント(23勝2敗14KO)とメキシコ・リンコン・デ・グアヤビトス出身のレセンディス(15勝2敗11KO)がメインを務めるアマゾンの4試合生中継は、東部標準時午後8時(GMT午前1時)に開始される予定だ。
DAZNは、ダラス・カウボーイズの練習拠点「フォード・センター・アット・ザ・スター」からパチェコ対マッカンビーの試合をコーフィーチャーとして配信する。サンアントニオ出身のジェシー・“バム”・ロドリゲス(21勝0敗14KO)は、7月19日に行われる12回戦のメインイベントで、WBO王者である南アフリカのプメレレ・カフ(11勝0敗3分8KO)を相手にThe RingとWBCの115ポンド王座を防衛する。
Keith Idecは「ザ・リング・マガジン」のシニアライター兼コラムニストで、X(旧Twitter)では@idecboxingで連絡可能です。