ジェイク・ポールの「モースト・バリュアブル・プロモーションズ(MVP)」は、ライト級の有望株として期待されていた
アシュトン・シルヴが
ルーカス・バーディに衝撃的なノックアウト負けを喫してから1年以上を経て、同選手との契約を解除した。
“エイチ・ツー・オー”ことシルヴ(11勝1敗, 9KO)は、カリフォルニア州ロングビーチ出身の21歳。火曜日、自身のSNSでこの動きを明らかにした。
「MVPの対応の仕方には納得がいかない」とシルヴは
SNSに投稿した。「あのプラットフォームがまだ“インフルエンサー・ボクシング”として見られていた頃、俺はその立ち上げに貢献した。俺は彼らが最初に契約した本物のプロスペクトだったんだ。最初に予定されていた相手、
フロイド・スコフィールドが負傷したとき、俺はルーカス・バーディにチャンスを与えた。逃げなかった。俺は立ち上がったんだ」
「今では、MVPもバーディも再戦なんて考えようともしない。俺の敗戦シーンの動画だけが何度も流されて、他の選手たちは守られてる。俺はもう見ていられなくてフォローを外した。ジェイクは兄弟みたいな存在だと思ってた。MVPは自分のチームだと思ってた。でも、返ってきたのはサポートじゃなくて“契約解除通知”。電話もなし、話し合いもなし。ただ一方的に切られただけだ。」
「それでも、俺は今もトレーニングしてる。キレもある。いつでも戦う準備はできてる」
2024年7月、シルヴはルーカス・バーディとの試合で第6ラウンドにノックアウト負けを喫した。この試合では、それまで一方的に試合を支配しており、シルヴはバーディに対して101発対38発と大きく上回るヒット数を記録していたが、最終的には顔面から倒れる形で衝撃的なKO負けを喫した。
バーディはこのブレイクアウト勝利を足掛かりにMVPとのプロモーション契約を獲得した一方で、シルヴには正式に“戦力外通告”が下された。31歳のバーディは
先月、複数試合にわたる契約延長にサインしており、8月23日に予定されているWBAタイトル挑戦者決定戦(対ロジャー・グティエレス)を控えている。
シルヴは本来、4月にニコラス・ポランコ(23勝8敗1分, 13KO)と対戦し、BLKプライム興行のメインイベントを務める予定だったが、試合数時間前に体調不良を理由に出場を辞退した。
マヌーク・アコピアンは「ザ・リング・マガジン」の主任記者。X(旧Twitter)およびInstagramで @ManoukAkopyan をフォロー。