カネロ・アルバレスとテレンス・クロフォードのスーパーファイトを巡る最大の話題は、クロフォードがより大きなスーパー・ミドル級4団体統一王者のパワーに対応できるかどうかである。

クロフォード（41勝無敗、31KO）はWBA世界スーパーウェルター級王者であり、9月13日にラスベガスのアレジアント・スタジアムでアルバレス（63勝2敗2分、39KO）に挑戦するため、2階級上に飛び級する。試合はNetflixで配信される。

スーパーウェルター級コンテンダーのティム・ツィューは、技巧派クロフォードがアルバレスのパワーに対応できるだけでなく、自ら強烈な打撃で反撃できると信じている。

「クロフォードはカネロを痛めつけられると思う」とツィューは『ザ・リング・マガジン』に語った。「彼はバリエーションが豊富で、見えない角度からのパンチを持っている。だからダメージを与えられると思う。俺の意見では、カネロのここ数試合の内容を見る限り、クロフォードが勝つと思う。以前は逆の見方をしていたが、今のカネロはゲンナジー・ゴロフキンと戦っていた頃のようなタイプのファイターではないと感じる。今のカネロは少し快適に戦っているように見える。体は仕上がっているが、クロフォードには証明すべきものがもっと多い。」

ツィューは、クロフォードが2013年の試合でフロイド・メイウェザー・ジュニアがまだ未熟だったアルバレスにキャリア初黒星を与えた際の戦い方を参考にすることで、大いに利益を得られるだろうと語った。

「クロフォードはただボクシングをして動き続ければいい」とツィューは語った。「彼にはリングIQがある。非常にハイレベルなファイターだ。」

Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。 X （旧Twitter）およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。