デビッド・ベナビデスと
アンソニー・ヤードは、11月22日にサウジアラビアで行われるリヤド・シーズン大会のメインイベントで対戦する。
WBCライトヘビー級王者のベナビデスは、ドラフトキングスによるとマイナス800の大本命で、ヤードはプラス475のアンダードッグだ。
殿堂入りボクサーで評論家のティモシー・ブラッドリーに言わせれば、ヤードがベナビデスに勝つ可能性はほぼゼロであり、「ゼロに近い方」もすでに町を去っているという。
「ヤードはこれからケツを叩かれ、踏みつけられ、ノックアウトされる」とブラッドリーは自身のYouTubeチャンネルで語った。「みんなに警告しようとしているんだ。誰も気を悪くしないように説明するにはどうしたらいいか? でもそんなの関係ない。俺は昔気質の人間だからな。」
「いい試合になるが、ヤードは試合中に消耗していくタイプの展開になる。数ラウンドは少し成功する場面もあるかもしれないが、打ち込まれ続けるだろう。クモの巣に捕まった虫のようになるんだ。
まさにそんな感じになる。ベナビデスはヤードの頭にコブを作る。ヤードは悪くないボクサーだが、ベナビデスはリーチが長く、ヤードにとって相性が最悪だ。」
ベナビデス(30勝0敗、24KO)は、直近5試合でデビッド・レミュー、カレブ・プラント、デメトリアス・アンドラーデ、オレクサンドル・グヴォジク、そして直近では2月1日に当時無敗だった挑戦者デビッド・モレルに勝利するなど、豪華な戦績を誇る。
ヤード(27勝3敗、24KO)は、2023年の
アルツール・ベテルビエフ戦、2020年の
リンドン・アーサー戦、2019年のセルゲイ・コバレフ戦と、大一番で結果を残せなかった。ただし、アーサーには2021年と今年4月の直近試合で2度のリベンジを果たしている。
「ベナビデスには才能があり、殺し屋のようなメンタルを持っている」とブラッドリーは続けた。「手数もスピードもあり、対処するのが厄介だ。タフさもあるし、根性も決意も備えている。
ヤードについては過去に見てきた。派手なコンビネーションを出し、時々カウンターを狙うが、右や左フックを被弾する。かわいいタイプのボクサーだが、筋肉が付きすぎだ。ここはモデルコンテストじゃない、試合なんだ。
見た目からして大きな違いがあるはずだ。ヤードはバキバキに仕上がっていて壁をぶち破れそうな見た目をしているが、ベナビデスには少し脂肪が付いている。まるでスイマーみたいだ。そしてベナビデスはヤードを水泳のように翻弄するだろう…徹底的にな。」
Manouk Akopyan は『ザ・リング』の主任ライターである。Xとインスタグラムで @ManoukAkopyan をフォローできる。