トーマス・ラマンナは、
ジャーモール・チャーロが金曜日の計量をクリアする確率を「約五分五分」と見ている。
元WBCミドル級王者が契約上限の168ポンドを超えてしまった場合、トーマス・ラマンナは軽くは見ていない。ラマンナはすでに不利な立場にあり、ニックネーム「コーンフレーク」を持つアンダードッグは、
ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノ内のミケロブULTRAアリーナでチャーロと対戦する際、初めてスーパー・ミドル級のリミットである168ポンドで戦うことになる。
「できるだけ体重を落とさせて、絞らせるつもりだ」とラマンナは
「ザ・リング・マガジン」に語った。「俺たちは168ポンドで戦う契約を結んだ。168ポンドに合わせろ、さもなければ対応を考えるしかない。彼がライトヘビー級の体重で計量に来て、俺が戦うと思ってるなら、それはありえない。もしオーバーしたら、かなりの罰金を払わせる。彼らもそれを望んでいるし、必要としているからだ。」
ニュージャージー州ミルビル出身のラマンナ(39勝5敗1分, 18KO)は、チャーロが前回の試合で契約体重を3.5ポンドも超過していたため、特に体重管理に神経を尖らせている。
2023年11月、ヒューストン出身のチャーロはミケロブULTRAアリーナで行われた
ジョゼ・ベナビデス・ジュニアとの10ラウンド戦で公式に166.5ポンドを計量した。フェニックス出身のベナビデスは主にウェルター級とジュニアミドル級で戦っており、計量は161.25ポンドだった。
チャーロ(33勝0敗22KO)は、18か月前にベナビデス(29勝3敗1分20KO)を3-0の判定で下して以来、試合をしていない。
元IBFジュニアミドル級王者のチャーロは最近、ザ・リング・マガジンに対し、スーパー・ミドル級のリミットに上げてから以前よりもフレッシュで力強さを感じていると語った。35歳のチャーロは、今回のトレーニングキャンプで体重を落とすために過酷なサウナ通いやボディスーツを着てのランニングを必要としなかったという。
チャーロは「ザ・リング・マガジン」にこう語った。「168ポンドに合わせるのはやっぱり大変だ。体調を維持し、スピードを保つことも含めて、いろいろ努力が必要だ。でも気に入っている。160ポンドまで落とすよりも精神的に楽だ。168ポンドでもまだ体重管理のために努力は必要だけど、その分苦労は減った。たとえばタンパク質を控えたり、食事内容を少し変えたり、昼間に早めに食べたりするような小さな工夫で、体重を楽に維持できるようになったんだ。」
チャーロはラマンナに対し-1200の圧倒的有利と見なされている。ラマンナは2021年5月、カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークで行われたWBAミドル級王者エリスランディ・ララとの試合で1ラウンドKO負けを喫して以来、9連勝を飾っている。もしチャーロが勝利し、元IBFスーパー・ミドル級王者のケイレブ・プラント(23勝2敗14KO)が土曜夜の12回戦メインイベントでメキシコのアルマンド・レセンディス(15勝2敗11KO)に勝利すれば、両者の対戦が実現する可能性が高い。
プライムビデオによるプラント対レセンディスのアンダーカード中継は、東部標準時午後8時(GMT午前1時)に開始される予定だ。
Keith Idecは「ザ・リング・マガジン」のシニアライター兼コラムニストで、X(旧Twitter)では@idecboxingで連絡可能だ。