ザ・リング・マガジンの印刷版が、米国およびカナダ各地の店舗で再び購入可能になった。
昨年末の経営権移行以来初めて、ボクシングファンは“ボクシングの聖書”と呼ばれる本誌を、自宅配送の送料を負担することなく手に取ることができる。過去7号分のデジタル版PDFは
本ウェブサイトで無料公開されており、
カバーにカネロ・アルバレスを起用した5月号も含まれている。
現在ザ・リング・マガジンは、アルバートソンズ、フレッド・マイヤー、クローガー、ロブロー、ロンドン・ドラッグス、マイヤー、パブリックス、リアル・カナディアン・スーパーストア、セーフウェイ、セーブ・オン・フーズ、ウォルマート、ゼアーズなど、米国およびカナダの主要なスーパーマーケットおよび小売チェーンで取り扱われている。また、バーンズ・アンド・ノーブル、チャプターズ、ハドソン・ニュース、インディゴといった書店チェーンでも購入可能だ。
ザ・リング・マガジンは100年以上前にナット・フライシャーによって創刊され、1922年以来ほぼ途切れることなく、ボクシング界における有力な印刷媒体として存在感を示し続けている。
6階級制覇の元王者オスカー・デ・ラ・ホーヤは、ザ・リング・マガジンを17年間所有したのち、昨年11月初旬にサウジアラビアのトゥルキ・アラルシェイクへ売却した。アラルシェイクはその後、2023年初頭に休止された印刷版を復活させ、1月にはロンドンで初のザ・リング・マガジンアワード・ガラを開催。さらに、4月26日にロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアム、5月2日にニューヨーク・マンハッタンのタイムズスクエア、
7月12日にクイーンズのルイ・アームストロング・スタジアムで、ザ・リングのペイパービュー興行3大会を実現させた。
Keith Idec はザ・リング・マガジンの上級記者兼コラムニストであり、X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡可能。