モハメド・アラケルは土曜夜、サウジアラビア・リヤドで地元ファンの前でジアミン・リーを難なくさばいて無敗を維持する。
サウジのホープは第5ラウンド終盤にリーを倒し、そのほかの場面でも何度もダメージを与えて、ANBアリーナで行う
「ザ・リングIV:ナイト・オブ・ザ・チャンピオンズ」のPPV外カードを締めくくる一方的な6回戦ライト級戦で、3人の採点をすべて奪って完封する。ナワフ・アルモハイメード、マイク・フィッツジェラルド、レシェク・ヤンコウィアクのジャッジは全員、リヤド出身のアラケルに60-53をつける。
アラケル(21歳)はプロ転向後6度目のフルラウンドにもつれたものの、戦績を7勝0敗に伸ばす。中国のリー(34歳)は7勝6敗(4KO)に後退するが、直近2か月半で2度目となるKO負けをなんとか回避する。
土曜夜の序盤では、ピウス・ムペンダが予想以上の粘りを見せ、無敗のメキシコ系スーパーミドル級フリオ・ポラスを6回引き分けに持ち込む。
マイク・フィッツジェラルド、パベル・ハイネク、マイク・ロスの3ジャッジは、この接戦をそろって57-57と採点する。タンザニアのムペンダ(11勝4敗2分、5KO)は後半に反撃し、多くの右をポラス(13勝0敗1分、9KO)に打ち込む。
その前の試合では、リヤド拠点のジュニアライト級スルタン・アルモハメッドが、インドのウメシュ・チャヴァンを4回戦予定の初回でストップする。
17歳のアルモハメッドは2勝0敗とし、プロ初のKOをマークする。チャヴァン(3勝2敗1分)はキャリア初のKO負けとなる。
アルモハメッドは初回残り1分を切ったところで左ボディを決めてチャヴァンを効かせる。チャヴァンはその一撃を受けて背中を向けてしまい、エドワード・コランテス主審が試合を止める。
アルモハメッドよりさらに若いファイター、フアン “エル・ゲリート・デ・テピト” は、この日のオープニング戦でバーカー・セワニャナを3ジャッジ全員の完封で下す。
16歳のメキシコ人バンタム級は、プロデビュー戦でウガンダのセワニャナ(1勝2敗1分)と対戦。セワニャナの独特な動きのおかげでKOこそ逃したが、ホールディングで減点されたため、メキシコシティ出身のエル・ゲリート・デ・テピトが3者とも40-35で勝利する。
Keith Idecはザ・リングの上級ライター兼コラムニストで、Xでは @
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