テリー・ハーパーは、WBC王者
キャロライン・デュボアとの王座統一戦に向けた契約オファーを受け取っていたことを明かした。しかし、そのオファーには日程と開催地という2つの重要な情報が含まれていなかったという。
WBO王者のハーパーは、
5月23日にドンカスターで自身のライト級(135ポンド)王座を防衛し、その直後に無敗のデュボアを指名し、英国人同士による統一戦をアピールしていた。
現在28歳のハーパーは、その試合に向けた動きがあったことを明かしたものの、デュボア陣営から送られてきた契約書には依然として肝心な詳細が欠けているという。
ハーパーは、11勝1分(5KO)無敗のサウスポー、デュボアとの対戦交渉について「完全な沈黙が続いている」と表現し、BOXXER代表ベン・シャロームに「きちんと話をまとめてほしい」と訴えた。
IFL TVのインタビューでハーパーは「デュボアとの契約書は届いたけど、日程も会場も書かれてなかった。」と語っている。
「そんな感じでやり取りはあったけど、その後はベンから完全に連絡が途絶えた。明らかにBOXXERは今スカイ・スポーツと契約していないし、いろいろ宙ぶらりんになってる感じがする。
うちのマネージャーはずっとベンに『何か進展は? どうなってる?』って連絡し続けてるけど、またしても沈黙。できれば早くはっきりさせてほしい。私はジムで軽く動きながら、ただ電話を待ってる状態。」
「ちゃんとしてくれって感じ。本当にイライラする。もちろん、いろいろ複雑な事情があるのも分かるし、今ベンがかなりプレッシャーを抱えてるのも理解してる。でも私たちはここにいて、この試合を待ってるだけ。もしこの試合が実現しなかったら、それはベンの責任よ。」
デュボア戦の交渉が進まない中で、他の試合を検討する可能性があるかどうかを問われたハーパーは「私の頭の中にはデュボア戦しかない。」と言い加えた。
「今はビッグファイトしか頭にない。それが私の望んでること。サウスポーとの試合はこれで2戦目だし、ずっとサウスポー対策のキャンプで準備してきた。この試合こそが一番理にかなってる。キャロラインはもうずいぶん前から私を名指ししてきたし、今こそこの試合を実現させるべきタイミングだと思う。」