テオフィモ・ロペスに関して言えることは、階級を変えながらも、常に最高の相手と戦うことに躊躇しないという点だ。
ワシル・ロマチェンコが全盛期を迎えていた頃、ロペスは常に彼に挑戦状を突きつけていた。ボクシング界の人々は笑っていたが、ロペスはその全員を見返し、ロマチェンコを接戦の末に判定で破った。数年後、ロペスは階級を上げてジョシュ・テイラーに挑戦した。その時もいつものように、ロペスは嘲笑されていた。それでも、彼は12ラウンドにわたる戦いの末にテイラーを打ち破り、2階級制覇を達成した。
過去の実績があるにもかかわらず、ロペスは再び疑問視されている。135ポンドと140ポンドでベルトを獲得したのは一つの実力を証明することだが、ウェルター級での挑戦となると、それはまったく別の次元の話だ。
しかし、ロペスはそれに一切耳を貸していない。彼は135ポンドと140ポンドで頂点に立った男であり、新しい階級でもその立場は変わらないと考えている。
ロペスは最近のインタビューで「ザ・リング・マガジン」に「注意しろ、テオフィモが147ポンド級を制覇しに来ている」と語った。
いずれロペスは新しい階級に挑戦するだろうが、今はまだ140ポンド級で少なくとももう1つ試練が待っている。
5月2日、タイムズスクエアでロペス(21勝1敗、13KO)は、アーノルド・バルボザとの試合でリング誌とWBOのタイトル防衛に挑む。同じカードでは、デヴィン・ヘイニーとライアン・ガルシアがホセ・ラミレスとロランド・ロメロと対戦する予定だ。この「ザ・リング・マガジン」の試合は、DAZN PPVで配信される。
おそらく、ヘイニーとガルシアはウェルター級を恒久的なホームにするだろう。彼らはロペスの同世代のライバルであり、ロペスはいつか彼らと戦わなければならないことを理解している。おそらく、その対決はより高い階級で行われることになるだろう。そして、技術的には彼らがその点で優位に立っているかもしれないが、ロペスはそれを気にしていない。
「彼らは147ポンドに上がるけど、俺はまだ140ポンドにいる。だから、少しは先を越されるかもしれないけど、俺は制覇しに来るんだ」