アーノルド・バルボサ・ジュニアは、この春ニューヨークでテオフィモ・ロペスと対戦する際、再び敵地に乗り込み、世界を驚かせることができると確信している。
この一戦は、リング誌とSNKゲームズ(『Fatal Fury:City of the Wolves』の開発元)が共催する、注目の3試合で構成されるイベントの一部として行われる。試合は5月2日、タイムズスクエアで開催される。
バルボサ(32勝0敗、11KO)は先月、マンチェスターで行われた試合でジャック・カテラルを判定勝ちで下し、WBO暫定スーパーライト級王座を獲得した。そして、わずか数週間後のこの一戦に向けて、再びキャンプに入ることになる。
メキシコ系アメリカ人であるバルボサは、現在WBO世界スーパーライト級王座およびリング誌認定王座を保持するテオフィモ・ロペス(21勝1敗、13KO)に挑戦する。ロペスは、ワシル・ロマチェンコやジョシュ・テイラーに対する大勝を含め、ボクシング界で最も際立った実績を持つ選手の一人である。
両者は本日、ニューヨーク市で行われた記者会見で対面し、試合を前に火花を散らした。
ロペスは次のように語った。
「俺はビッグファイトに集中している。正直、彼はそういうレベルの相手じゃないと思う。でも、トゥルキ・アル・シェイク閣下からのリクエストだし、このカードにはいい試合になるだろう。俺にできることは何だ? スタイル的には彼はタフなメキシカンファイターで、32勝0敗、つい最近暫定王者になったばかりだ。一方で、俺は15戦目でマディソン・スクエア・ガーデンで世界タイトルを獲った。俺はまだ27歳だ。」
バルボサはすぐさま反論し、ロペスはこれまでキャリアを通じて「すべてを与えられてきた」と主張した。
「お前はロマ(ロマチェンコ)やテイラーが負傷している状態で戦って勝っただけだろ? 俺はリング誌ベルトを奪うつもりだ。」
「俺は自分の実力でここまできた。お前はすべてを与えられているだけだ。俺はこの階級のトップ3と戦ってきた。」 と続けた。
「今の俺は最悪のタイミングでお前と戦うことになる。俺の列車はもう発進してるんだ。この前のサウジアラビア、マンチェスター、そして次はニューヨークで、また世界を驚かせる。」
「俺は何も与えられてない。すべて自分で勝ち取ってきた。ネットで腕立て伏せをしてる暇なんてない。俺がここにいるのは、ひたすら努力してきたからだ。俺のトレーナーである親父に感謝したい。俺は厳しい環境で育ち、本物の男に育てられた。くだらないことには関わらない。試合になれば、俺がただの挑戦者じゃないことがわかるだろう。リングの中で、お前のWBOとリング誌ベルトを奪ってやる。」と締めくくった。
ロペスは昨年夏、スティーブ・クラゲットを判定勝ちで下して以来、試合をしていない。この試合が行われる5月には、リングから約11カ月ぶりの復帰戦となる。
一方、バルボサはカテラル戦での勝利を経て、現在勢いに乗っている。昨年11月には、リヤド・シーズンのイベントでホセ・ラミレスを破っており、今回の試合もその流れの中で迎えることとなる。