ボクサーにとってプロデビューの舞台として、2025年9月13日、ラスベガスのアレジアント・スタジアムで開催される
カネロ・アルバレス対テレンス・クロフォード戦(Netflix配信)のアンダーカードに勝る場は存在しない。
スルタン・アルモハメドは、その夢を現実のものとする。
サウジアラビア・ジッダ出身のアルモハメドは、同大会でマルティン・カラバージョとの試合を通じてプロデビューを果たす。この時代最大の一戦と並ぶカードでデビューできること、そして父と祖国を代表できることに、彼は深い感謝を抱いている。
「この試合が本当に楽しみだ」とアルモハメドは
『ザ・リング・マガジン』に語った。「素晴らしいチャンスだ」
アルモハメドは輝かしいアマチュアキャリアを持ち、ユースおよびジュニア・サウジ全国選手権、西部地方ジュニア選手権など、国内6大会で2度の王者に輝いている。
彼がボクシングを始めたのは6歳のとき。きっかけは父、カリド・アルモハメドの影響であった。「リヤド・シーズン」統括責任者トゥルキ・アル・シェイク閣下によってマイク・タイソン・ボクシングクラブにスカウトされ、アマチュアとして階段を上る過程で支援を受けた。
「父が私をジムに連れて行き、基礎を教えてくれた」とアルモハメドは振り返る。「最初はボクシングが好きではなかった。父のために始めただけだった。でも、こういった大会で試合をして、勝って、多くの人が自分を応援してくれているのを見たとき、ボクシングが大好きになった。その感覚が好きになった」
今では、父とアル・シェイク閣下の支援、そして自身の努力が結実し、カラバージョ(0勝0敗1分)との試合というラスベガスでの大舞台へと繋がった。
「優れたボクシング技術と美しいフィニッシュをお見せする」とアルモハメドは予告した。