「“あの男”を倒した男」――スブリエル・マティアス、再び頂点へ
昨年6月、スブリエル・マティアスは母国プエルトリコでの凱旋試合で、リアム・パロにまさかの敗戦を喫し、IBFジュニアウェルター級王座を失った。
現在『ザ・リング』誌の同級ランキングで7位に位置するマティアスは、その後2連勝を記録。3月初旬にはファハルドでガブリエル・バレンズエラを7ラウンドで粉砕し、鮮烈な復活を遂げた。
「2つの目標を達成できた。ファンは素晴らしいイベントを楽しんでくれたし、判定に持ち込まずに勝てた」とマティアス(22勝2敗、22KO)は、フェルナンド・ガスタンビデを通じて『ザ・リング』誌に語った。「スタイルの噛み合いもあった。バレンズエラには敬意を表するよ。夢を追いかけるグラディエーター同士の戦いだった。」
「彼はメキシコ人で、本当にタフだった。最終的にはKOで勝てたが、かなり粘られた。」
この勝利によって、マティアスはIBFの指名挑戦者の座を手にし、現王者リチャードソン・ヒッチンズへの挑戦権を獲得した。
その前に、マティアスは夏の復帰戦を予定しており、ヒッチンズは6月21日にニューヨークでジョージ・カンボソス相手に防衛戦を行うことが決まっている。
「いま俺はIBFでナンバーワンだ」とマティアスは語った。「ヒッチンズはもう逃げられない。俺には挑戦する資格がある。戦うか、王座を返上するかのどちらかだ。」
その間、33歳の“ファハルドの王”は、5月2日にタイムズスクエアで開催される「Fatal Fury: City of the Wolves」のビッグイベントに注目している。同イベントでは、リング誌・WBO王者テオフィモ・ロペス、アーノルド・バルボサ、デビン・ヘイニー vs ホセ・ラミレス、ライアン・ガルシア vs ロランド・ロメロといった注目カードが並ぶ。
マティアスは特にその中の1人、3月に対戦が噂されながら流れた相手に照準を定めている。
「誰が勝ってもいい。140か147ポンドで対戦相手を探しているなら、俺は誰とでも戦うつもりだ」と語る。「みんなが自分の目標を達成して、勝ち続けてほしい。」
「テオフィモはいずれ代償を払うことになる。あれだけ言ったんだからな。今は隠れてるが、時が来れば、必ず帳尻は合うさ。」
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