メキシコ人同士の
エマヌエル・ナバレッテと
エドゥアルド「シュガー」ヌニェスが、来年初頭に米国で行われる130ポンド級タイトル統一戦に向けて契約の最終調整を進めていることが、関係者の話で明らかになった。
関係者によると、開催候補日は1月24日で、会場はアリゾナ州フェニックス。DAZNで配信されるマッチルーム・ボクシング主催興行のメインイベントとして実施される可能性が高いという。
ナバレッテのプロモーターであるトップランク社は、まず義務挑戦者
チャーリー・スアレスに対してステップアサイド(回避)契約をまとめる見込みだと関係者は語っている。スアレスは今年5月、サンディエゴでナバレッテのWBOジュニアライト級王座に挑戦したが、
その試合は最終的にノーコンテストと判定された。
試合は第8ラウンドでドクター・ストップが入り、ナバレッテが左目の上のカットにより続行不能と判断された。当初はナバレッテのテクニカル判定勝ちとされたが、その後の検証で負傷の原因が頭突きではなくパンチによるものと判明し、結果はノーコンテストに変更された。
この裁定を受け、WBOは即時の再戦を命じたが、現在ではスアレスがナバレッテ対ヌニェス戦の勝者への挑戦を待つ可能性も浮上している。
『The Ring』誌のランキングでは、ナバレッテが第2位、ヌニェスが第5位に位置しており、この一戦はメキシコ人アクションファイター同士による確実な打撃戦になると見られている。
28歳のヌニェスは、9月にメキシコで行われた
クリストファー・ディアス戦で激しい接戦を制し、
判定で勝利。第7ラウンドにはディアスを2度倒すなど、激闘を演じた。 
この試合はヌニェス(30勝1敗、28KO)にとって初の王座防衛戦であった。
一方、ナバレッテはこれまで122ポンド級と126ポンド級で世界タイトルを獲得しており、3階級制覇王者として知られている。
Mike Coppinger 『ザ・リング』上級インサイダー。彼はマックス・ケラーマンと共に、毎週月曜に配信される番組『Inside the Ring』を共同司会している。 X/Instagram:@MikeCoppinger