小足重利が、8月2日に東京で行われた山戸蓮との試合中に負った脳の損傷により、金曜日に死去したと複数の報道機関が伝えた。
28歳の小足は、山戸の東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)ジュニアライト級王座防衛戦として行われた12回戦終了後に意識を失い、硬膜下血腫(いわゆる脳出血)と診断され、緊急の開頭手術を受けるために病院へ搬送された。
小足(8勝2敗2分、5KO)と山戸(17勝2敗1分、16KO)は、後楽園ホールで行われた一戦でスプリットドロー(判定2-1)を記録していた。
名古屋出身の小足は、それ以前に8回戦を2試合連続で判定勝ち(3-0)しており、この王座挑戦権を掴んでいた。
「安らかに眠れ、小足重利」──世界ボクシング機構(WBO)はSNSでこう追悼の言葉を述べた。「ボクシング界は、日本のファイターである小足重利の悲劇的な死を悼んでいます。8月2日のタイトル戦で負った負傷が原因でした。リングの戦士。魂のファイター。あまりにも早すぎる別れ。ご家族、チーム、そして日本のボクシング界全体に、心より哀悼の意を表します。」