シェーン・モズリー・ジュニア はここ17か月間リングに上がっていない。
一方、
ヘスス・ラモスは今年、わずか50日で2試合をこなしている。
モズリーJr.(22勝4敗、12KO)は、試合間隔の空きを乗り越え、これまでの経験を武器に、勢いに乗るラモス(23勝1敗、19KO)との対戦で勝利をつかみにいく。両者はサンアントニオ(テキサス州)のフロスト・バンク・センターで行われる、WBCミドル級暫定王座戦としてPBC on Prime VideoのPPV大会で土曜日に激突する。
「ラモスは素晴らしい若手スターで、とても手強い相手だ。このチャンピオンシップで戦うのが楽しみだ」とモズリーは記者会見で語る。
「俺が彼にとって一番の強敵かどうかは関係ない。俺たちは戦って、持てるものすべてを出して勝ちを取りにいく。それまで何があったかなんて関係ない。経験は助けになる。でも最高の状態で挑まなきゃいけない。彼は若くてハングリーなファイターだから、俺もキレを出していく必要がある。」
2021年5月にジェイソン・クイグリーに判定で敗れて以降、モズリーはガブリエル・ロサド、ディミトリアス・バラード、そして2024年6月のダニエル・ジェイコブス戦など、5連勝で巻き返す。
しかし、二世スターはその後ずっとリングから遠ざかり、勢いをつけることができずにいる。
「ずっと集中し続けて、覚悟を持って、一歩ずつ積み上げてきた」とモズリーは言う。「目の前のことにフォーカスして、来る挑戦にその都度向き合うだけだ」。
一方のラモスは、2023年9月にエリクソン・ルビンに接戦で敗れた以降、3試合連続ストップ勝ちで再浮上する。ラモスは2月に元154ポンド統一王者のジェイソン・ロサリオを止め、3月にはグイド・
エマヌエル・シュラムをストップしている。
オッズで不利と見られているシェーン・モズリー・ジュニア は、今回のマッチアップがこれまで倒してきた“ピークを過ぎた相手”とはまったくレベルが違うことを理解している。
「これは俺の人生最大の試合だ」とモズリーは続ける。「タイトルが懸かっている。ここまでのキャリア全部、この瞬間のために積み上げてきた。チャンスをもらえたことに感謝している。12月6日に勝てばチャンピオンになれて、他のチャンピオンとの対戦の話にも入ってくる。
これまでの道のりが俺を鍛えてくれて、強く、そしてより集中できる人間にしてくれた。準備は万端だ。最高のボクシングと俺の持てる全てのスキルを披露するつもりだ。」
Manouk Akopyanはザ・リング誌の主任ライターだ。X とインスタグラム(@ManoukAkopyan)をフォローする。