ベン・シャロームは、クリス・ユーバンク・ジュニア対コナー・ベンの試合をめぐってエディ・ハーンと交わした100万ポンドの賭けについて、英国ボクシング管理委員会(BBBoC)の事務総長ロバート・スミスが「問題ない」と見解を示したと主張している。
両プロモーターは、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われる『ザ・リング・マガジン主催「FATAL FURY: City of the Wolves」』のメインイベント、クリス・ユーバンク・ジュニア対コナー・ベン戦をめぐって、驚くべき100万ポンドの賭けに合意していた。この試合は
DAZN PPVでライブ配信される。両者は試合の勝者を対象に、単純な100万ポンドの賭けをすることで合意したとされている。
しかし3月、ハーンはIFL TVのインタビューで、英国ボクシング管理委員会から送られたEメールの内容を明かした。それには「規定第30条」に基づき、「ライセンス保持者を含むすべての関係者は、自身が関与するイベントへの賭け、他人への賭けの助言、賭けの許可を行ってはならない」と記されていたという。
今回『ザ・リング』誌のインタビューで、ベン・シャロームは、エディ・ハーンに対してさらなるプレッシャーをかけ、「この試合の勝敗を巡る個人的な賭けは、ロバート・スミスの見解によればルール違反には当たらない」と主張した。
「彼(ハーン)は、自分で始めた賭けから逃げようとしてばかりいる」と、シャロームはルイス・ハートに語った。
「自分で言い出したくせに、今になってそれをなかったことにしようとして、何度もロバート・スミスに会いに行ってる。」
「でも全然問題ない。私たちは選手が勝つかどうかを賭けているだけで、ロバート・スミスも『問題ない』と言っていた。」
「自分の選手を信じて賭ける、それだけのことだ。これは“俺たち対あいつら”の戦いで、試合の収益から私たち二人とも報酬を得ている。その中で、勝者にはプラス100万、敗者は少なめという形にすることも可能だ。まったく問題ない。」
「彼は“ルール改正が必要だ”みたいなことを言ってるけど、そんなことは必要ない。さっさとやろうじゃないか。」
この件について『ザ・リング・マガジン』からコメントを求められたロバート・スミスは次のように返答した。
「この件については以前からルールに関してアドバイスをしてきた。私はベンに対して、長年存在している規定があると伝えた。しかし、今回の件は、あくまでも“個人間の賭け”という性質が強いように見える。」