WBCは月曜日、ライト級王者シャクール・スティーブンソンと同級1位ウィリアム・セペダによる指名試合を指令したと、関係者が『ザ・リング・マガジン』に語った。

両陣営には交渉のために30日間の猶予が与えられており、5月6日までに合意に至らなければ、試合は入札にかけられる。

この動きは、スティーブンソン（23勝0敗、11KO）が土曜日、セペダとの今夏の試合を提案したトゥルキ・アッシェイク殿下のオファーを断ったことをSNSで明かした後に起こった。

「トゥルキは俺にある金額を約束したのに、それを大きく引っ込めて、手下たちを通じて情報を伝えてきた…デ・ラ・ホーヤさん、さあ交渉しよう」とスティーブンソンは書いた。「…俺はまだチャンピオンだし、何も回避する気はない。もし合意できなければ、入札で決めよう。」

この報道が出た時点で、WBCは報酬の分配率をまだ検討中だったという。スティーブンソン陣営はチャンピオンに有利な70対30の分配を要求している一方で、ゴールデンボーイ・プロモーションズはより拮抗した55対45をWBCに求めている。

関係者によれば、スティーブンソンがアッシェイク殿下の最終オファーを断ったことで、WBCの判断次第では入札に進んだ場合に自身の報酬が最大70％減になる可能性があるという。

もちろんスティーブンソンには、もしこのプロセスの結果に納得できなければ、王座を返上するという選択肢も常にある。ヒューストンを拠点とする27歳のスティーブンソンは、『ザ・リング』誌のライト級1位にランクされている。彼は2月、サウジアラビア・リヤドでの試合でジョシュ・パドリーを9回TKOで下したばかりだ。

パドリーは試合週に初めてのタイトル挑戦を受け入れた。スティーブンソンは本来、同級コンテンダーのフロイド・スコフィールドと対戦する予定だったが、スコフィールドは病気のために試合を辞退。その試合は、スティーブンソンにとって、10月にリヤドで予定されていたジョー・コルディナ戦を手首の手術で回避して以来の復帰戦だった。

現在、スティーブンソンは『ザ・リング・マガジン』のライト級4位、セペダ（33勝0敗、27KO）は同5位にランクされている。

28歳のメキシコ人ボリュームパンチャー、ウィリアム・セペダは、元王者テビン・ファーマーに対して接戦を制し、2連勝を飾っている。

今月初めにメキシコ・カンクンで行われた最新のファーマー戦では、昨年11月にリヤドでダウンを喫しながら判定勝ちした試合よりも、より明確な内容で勝利を収めた。

Mike Coppinger は『ザ・リング・マガジン』のシニア・インサイダーで、以前はESPNのボクシング・インサイダーを務めていた。XとInstagramでは @MikeCoppinger をフォロー可能。