水曜に記者会見が予定されていて、プロモーションツアーが始まる前に、スティーブンソンはロペス同様「Inside The Ring」に出演し、期待度MAXの対戦について語る。
「テオは前回(
アーノルド・バルボサ Jr. 戦)で良く見えた。キレてた」とスティーブンソンは5月のロペスの判定勝を評価する。「あいつがあそこまでキレてるのを見て、このチャレンジに燃えるようになる。必要な人たちに自分から連絡して、この試合を実現させた」
スティーブンソン(24勝0敗、11KO)はWBCライト級王者で、リング誌の135ポンド1位、
そしてPFP8位のファイターだ。今回140ポンドに上げ、
リング&WBOジュニアウェルター級王者の
ロペス(22勝1敗、13KO)に挑む。
「俺たちはお互いにとってやりづらいスタイルを持っている」とスティーブンソンは言う。「テオは前に出てきても勝てない。たぶん下がって、俺を呼び込む感じになる。そのスタイルで俺に普段やらないことをさせようとしてくる。俺も同じことをするタイプだ。
だから、ある意味スタイル的に似てる。あいつのスタイルは俺にとって相性が悪いし、俺のスタイルもあいつには相性が悪い。結局は遂行力……。試合当日にどっちがAゲームで来るか、どっちが集中していて、勝つために何でもやる覚悟があるか。それで勝敗が決まる」
「セペダは手数が多いタイプで、その試合に勝つために特定の戦い方をする必要があった」とスティーブンソンは言う。「テオと戦う時は、(セペダ戦とは)全く違う戦い方をしないといけない。俺は何でもできる。武器はいくらでもある。勝つために必要なことは全部できる。
テオは試合当日にベストバージョンで来るはずだ。だから本気で相手しないといけないし、今はあいつだけに集中している。他のことは一切考えない……俺はもっと速くて、もっと強くなる。あいつが思っているよりもずっと良い状態でリングに立つ。テオは素晴らしいファイターだけど、ミスも多いし、穴もたくさん見える。俺のほうが上だ。」
スティーブンソンは、5年前に始まった“フォー・キングス”論争――ロペス、
ガーボンタ・デイビス、
デビン・ヘイニー、
ライアン・ガルシアが語られてきた中で、自分が外側から眺める立場に置かれていたことについての思いも語る。当時スティーブンソンはフェザー級で、名前が入らなかったことに強く反発していた。
もし今回ロペスに勝てば、スティーブンソンは4階級制覇を達成することになり、あの“キングス”の誰も成し遂げていない領域に到達する。
「めちゃくちゃ燃えた」とスティーブンソンは言う。「あの頃のことを今でも忘れられない。みんな俺を過小評価して、そこまでの選手じゃないと言っていた。でもこれは短距離じゃなくてマラソンだ。マラソンの終わりには、最後に残るのは俺だと思ってる。今は気合いが入りまくってる。」
Manouk Akopyanはザ・リングのリードライターだ。Xとインスタグラムでは @ManoukAkopyan をフォローできる