統一WBCおよびWBOスーパーウェルター級王者のセバスチャン「ザ・タワリング・インフェルノ」フンドラは、土曜の夜にラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート＆カジノ内ミケロブ・ウルトラ・アリーナで開催されたPBCチャンピオンシップ・ボクシングのメインイベントで、トップコンテンダーのコーデール・ブッカーを4回TKOで下し、世界タイトルの初防衛に成功した。

身長約6フィート6インチのフンドラ（22勝1敗1分、14KO）は、WBOスーパーウェルター級5位、WBC14位としてこの試合に臨んだコーデール・ブッカー（23勝2敗、11KO）に対して積極的に攻め込んだ。ブッカーにとっては初の世界タイトル挑戦だったが、惜しくもチャンスを掴むことはできなかった。

「前回の試合以来、ずっと準備はできていると感じていたよ」と、2024年3月にティム・ツヌに判定勝ちしてタイトルを獲得したフンドラは語った。「この1年間、一生懸命トレーニングして準備を整えてきた。今回、2つのタイトルを無事に防衛できて、可能性は無限大だ。ファンには、俺がパワフルなファイターだということを見せられた。これまでもずっとパワフルなファイターだったけど、今夜はさらにその強さを証明できたと思う。」

アクション満載のファイトスタイルで知られるフンドラは、試合の序盤は落ち着いた立ち上がりを見せ、長いリーチを活かして鋭いジャブを放った。一方のブッカーは、リングを回りながら長身の相手との距離を測ろうとしていた。フンドラがプレッシャーを強めると、サウスポーのブッカーは強力なカウンターのフックをいくつかヒットさせたものの、フンドラの勢いを止めることはできなかった。

「キャンプではサウスポーのスパーリングパートナーさえ呼ばなかったよ」とフンドラは語った。「ただ彼のフットワークを捉えることに集中したんだ。彼は全然打ち合おうとしなかったから、ボディを攻め続けて崩していった。3回にダメージを与えたとき、彼の動きがかなり鈍くなったのがわかったよ。」

3回にブッカーにダメージを与えた後、フンドラは4回に強烈な左フックを叩き込み、さらに鋭いアッパーカットを2発続けてヒットさせた。これによりブッカーはぐらつき、最終的にはキャンバスに崩れ落ちた。ブッカーはキャリア2度目のダウンから立ち上がり、粘り強さを見せたが、フンドラはチャンスを逃さず猛攻を続け、レフェリーのトーマス・テイラーが4回2分51秒に試合をストップした。

フンドラはCompuBoxの統計でも圧倒し、ブッカーに対して79発対37発と有効打で大きく上回った。試合後、フンドラは154ポンド級のトップ選手たちと戦いたいという意欲を示し、最終的には妹のガブリエラ・フンドラと同様に、無差別級の世界王者の座に就くことを目標に掲げた。

「妹のように無差別級の王者になりたいね」とフンドラは語った。「次の対戦相手が誰であれ、俺は準備ができている。IBF王者のバクラム・ムルタザリエフと戦いたいし、ザンダー・ザヤスはWBOの指名挑戦者だ。そしてエロール・スペンス・ジュニアとも戦いたい。俺は2本のベルトを持っているから、それを守らないといけないし、もし統一戦に応じる相手がいるなら、ぜひやろうじゃないか。」