サバンナ・マーシャルは、2年以上ぶりにボクシングの試合でリングに戻り、スーパーミドル級のチャンピオンであるシャダシア・グリーンと対戦することになった。

「ザ・リング」は、マーシャルとグリーンが7月11日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで対戦することで合意したことを確認した。彼女たちの10ラウンド168ポンドタイトル統一戦は、ケイティ・テイラー対アマンダ・セラノ第3戦のアンダーカードとしてNetflixで配信される予定だ。

ジェイク・ポールのMVPプロモーションは月曜日、マーシャルと元4団体統一ジュニアウェルター級王者シャンテル・キャメロンと独占契約を結んだことを発表した。マーシャルは、「ザ・リング」女性パウンド・フォー・パウンドランキング1位のクラレッサ・シールズとの再戦を望んでいるが、その前にグリーンを破らなければ、シールズへのリベンジの機会を得られない。

マーシャル（13勝1敗、10KO）はイングランド・ハートルプール出身で、グリーン（15勝1敗、11KO）はニュージャージー州パターソン出身。マーシャルの「ザ・リング」およびIBFスーパーミドル級タイトルと、グリーンのWBO王座をかけて対戦する。

33歳のマーシャルがリングに立つのは、2023年7月にアメリカのバルチモア出身フランション・クルーズ・デズーンを判定で下し、IBF、WBA、WBC、WBOの168ポンドタイトルを獲得して以来初めてとなる。この試合は、2022年10月にロンドンのO2アリーナで行われたシールズとのミドル級タイトル統一戦で判定負けを喫して以来のボクシング試合でもあった。

クルーズ・デズーンは、マーシャルとシールズに敗れた以外に負けたことがない。グリーンがプロ転向後に唯一敗れたのもクルーズ・デズーンであるが、その後WBAとWBCの168ポンドタイトルを取り戻している。

35歳のグリーンは、2023年12月にクルーズ・デズーンに判定負けを喫したが、その後2試合目で空位のWBO王座を獲得。元オールド・ドミニオン大学のポイントガードであるグリーンは、2023年11月15日にテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで行われたポール対マイク・タイソンのアンダーカードで、カナダのメリンダ・ワットプール（7勝1敗、2KO）をスプリット判定で下している。

クルーズ・デズーンはマーシャルの「ザ・リング」タイトルにおけるナンバーワン挑戦者であり、グリーンはスーパーミドル級ランキングで2位に位置している。

シールズと同様、マーシャルもボクシングから離れていた期間に総合格闘技（MMA）に挑戦していた。2023年6月8日、イングランドのニューカッスルにあるユーティリタ・アリーナで行われたPFLのイベントで、MMAデビュー戦ではミレラ・バルガスを1ラウンドでテクニカルノックアウトしている。

Keith Idecは「ザ・リング」のシニアライター兼コラムニスト。X（旧Twitter）で@idecboxingから連絡可能。