ロサンゼルス—ライアン・ガルシア(24勝1敗、20KO)とエディ・レイノソの再タッグは、しばらくお預けとなる。
ガルシアは、5月2日にニューヨーク・タイムズスクエアで開催される The Ring プレゼンツのイベントで、WBAウェルター級「世界」タイトルをかけてロランド・ロメロ(16勝2敗、13KO)と対戦する。
ここ数週間、ガルシアは元トレーナーのレイノソと再び合流し、
多くのファンが両者の再タッグを期待していた。ガルシアとレイノソは2018年から2021年にかけて5連続KO勝利を収める成功をともにした。
しかし、レイノソは5月3日にサウジアラビアで開催されるカネロ・アルバレスの試合に帯同する予定だ。スーパーミドル級の絶対王者アルバレスが、ウィリアム・スカルと四団体統一戦を行うためである。
このスケジュールの問題により、ガルシアは陣営の再考を余儀なくされた。
ガルシアは ザ・リング のインタビューで、「今回のロメロ戦では、父であり長年のヘッドコーチであるヘンリー・ガルシアと兄のショーン・ガルシア、そしてマニー・パッキャオの長年のストレングス&コンディショニングコーチであるジャスティン・フォーチュンの指導を受ける」と語った。ガルシアは最近フォーチュンをチームに迎え入れたという。
ガルシアは、過去2試合でデリック・ジェームズの指導を受けていた。2023年のオスカー・ドゥアルテ戦ではKO勝利を収めたが、その後デビン・ヘイニーとの試合は物議を醸した。試合後、ガルシアが 禁止薬物オスタリン の陽性反応を示し、試合結果は ノーコンテスト へと変更された。さらに、ガルシアは1年間の出場停止処分を受け、ヘイニーから 暴行・詐欺・契約違反 の訴訟を起こされている。当初、この試合はガルシアの3度のダウン奪取による マジョリティ・デシジョン 勝ちと判定されていた。
ロサンゼルスの「ザ・マヤン」で行われた記者会見で、テオフィモ・ロペスJr.は、ガルシアがレイノソと合流しなかった理由について言及した。ロペスJr.自身もレイノソとタッグを組んでいるが、「ガルシアはサンディエゴからタホ湖近郊のトラッキーという北カリフォルニアの山岳地帯にキャンプを移したくなかったのではないか」と述べた。
これに対し、ガルシアは「キャンプ中ずっと話しているのは無理だろ? だから離れたんだよ」と冗談めかして語ったが、すぐに「いや、まあ事情があったんだ」と修正した。
Manouk Akopyan は『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。XおよびInstagramでは @ManoukAkopyan で連絡が取れる。