ライアン・ガルシアは、先週ニューヨークで行われた5月2日のロランド・ロメロ戦の記者会見では控えめな態度を取っていたが、本日ロサンゼルスでは一転して強気の姿勢を見せた。
ガルシア(24勝1敗、20KO)とロメロ(16勝2敗、13KO)は、数週間後にニューヨークのタイムズスクエアで開催される『ザ・リング マガジン』のイベントでSNKゲームズ(『餓狼伝説:City of the Wolves』の開発元)と提携し、メインイベントを務めることになる。
ガルシアは2024年4月にヘイニーに対して判定勝ちを収めた後、VADAによる薬物検査に失格し、その結果がノーコンテストに変更された。
その後、彼はニューヨーク州アスレチック・コミッションから1年間の出場停止処分を受けた。しかし今、彼は復帰し、ヘイニーとの再戦への道を阻む存在としてロメロと対峙することになる。
ロサンゼルスの「ザ・マヤン」で、ガルシアはこう語った。
「ロリーについて言えば、本来はピットブル(クルス)とやるはずだったんだ。でも俺が本当に気にしてるのは、もう一度ヘイニーをぶちのめすこと、それだけだ。自分の名誉を回復しようとか、そんなことは考えてない。ただ、あのふざけたオスタリンの件を完全に否定したいんだ。どうせお前(ヘイニー)が仕組んだんだろ?これこそ腐敗の極みだよ。」
ヘイニーはすぐに反論を発表した。
彼はこう言った。「どうしてお前は陽性反応が出たんだ?お前は有罪だからこそ罰を受け入れたんだろう。」
ロメロは、対立する二人が言い争うのをまるで他人事のように聞き流していた。ガルシアとの試合の予想を尋ねられると、彼はこう答えた。
「5月2日に注目しろよ。」
ガルシアは、8年前にスパーリングをしたロメロに向けて挑発的な言葉を投げかけた。これまでのところ、そのスパーリングセッションが二人のライバル関係の最大の売りとなっている。
ガルシアはこう付け加えた。
「別に彼を甘く見てるわけじゃない。でも、みんなが見たいのは再戦だ。俺の意識もそこにある。」 「どの試合も大事だ。でも、ロリーは左フックで眠ることになる。それを見せてやるよ。」
しかし、ロメロはガルシアの左フックについてまったく気にしていない様子だった。
ロメロはこう語った。
「アイツの左フックなんて全然気にしてねぇよ。サッと避けりゃいいだけだろ。アイツは前回の世界タイトル戦で体重を作れなかったし、今はベルトを追ってるわけでもねぇ。だから、どこに意識があるのか見てみようじゃねぇか。」
「俺には特にゲームプランなんてねぇよ。8年前のスパーリングでアイツをボコった時も、別に何も考えてなかったしな。」