殿堂入りボクサーであり、現在はトレーナー/解説者/プロモーターとしても活動する
ロイ・ジョーンズ・ジュニアは、
ブライアン・ノーマン・ジュニアと
デビン・ヘイニーの対戦について語る時、完全に“どちらの味方にもなれない”状態だという。
ヘイニー(32勝0敗、15KO、1無効試合)は、WBO王者のノーマン(28勝0敗、22KO、1無効試合)と土曜日に対戦し、ウェルター級デビューを果たす。この一戦はサウジアラビアで開催され、DAZN PPVで中継される
「The Ring IV: Night of the Champions」大会の一部として行われる。
135ポンド級の元4団体統一王者であり、140ポンド級のタイトルも保持していたヘイニーは、ノーマンに勝つことで 3階級制覇 を狙っている。
ザ・リング誌ウェルター級1位にランクされているノーマンは、今回が 3度目の王座防衛 を目指している。
また、直近ではジョヴァニ・サンティリャン、デリック・クエバス、そして6月に日本で佐々木尽を強烈にストップしており、3試合連続のKO勝利で波に乗っている。
「本当に見たくない厳しい試合だよ」
とジョーンズは ザ・リング に語った。
「2人のことをよく知っているし、2人とも本当に好きなんだ。どちらも素晴らしい人間で、私は2人を愛し、尊敬している。2人とも私を慕ってくれている。デヴィン(ヘイニー)とは、以前一時期一緒にトレーニングしていたこともある。そんな自分の選手をここで悪く言うことはできないよ。ノーマンとも何度か話をしたが、彼は昔の自分のメンタリティを思い出させてくれるんだ。」
「今回の場合、デヴィン(ヘイニー)は巻き返しを狙っているんだ。
前回の
ホセ・ラミレス戦では、俺たちが見たかったものをまったく見せられなかった。これは良くない。
一方のブライアン・ノーマンは今まさに上り調子で、腹が減っている若いファイターだ。チャンスが目の前に転がってきたら、必ずその瞬間をつかみにいくタイプだ。
こういう組み合わせの試合は、俺の意見では、ノーマンよりもヘイニーのほうがはるかに危険だ。
ノーマンが負けても、『まあそういうこともある』で済む。
でもヘイニーは元・4団体統一王者だ。ヘイニーが負けたら、
『おい、伸び盛りの若手に負けたのか。もう終わったのか?』
って話になってしまう。分かるか?」
「プレッシャーがかかっているのはヘイニーのほうだ。
でも、どちらの選手も好きだから、この試合についてあまり深くは語りたくないんだ。
俺はこの真ん中にいる立場だから、あまり言いすぎることはできない。」
オッズメーカーたちも、この試合がどう展開するか判断しきれていない。
DraftKings では、両者とも -110 の“五分五分(pick 'em)”として設定されている。
The Ring IV: Night of the Champions は、11月22日(土)に開催され、
DAZN PPV で午後3時(米東部)/午後8時(英国)から配信される。
(英国:£24.99、米国:$59.99)
Manouk Akopyan は『リング誌』の主任ライター。
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