ロサンゼルス — ロランド・ロメロは、最近の挫折や不安定なパフォーマンスにもかかわらず、大言壮語を控えることは決してせず、5月2日にニューヨーク・タイムズスクエアで開催されるリングマガジン主催、
DAZN PPV配信のライアン・ガルシアとのウェルター級決戦に向けても例外ではない。
ロメロ(16勝2敗13KO)がガルシア(24勝1敗20KO)を倒すために実行しようとするゲームプランは非常に単純である。
「顔面を思いっきり殴るだけだ」とロメロは『ザ・リング』誌のインタビューで語る。「試合は長引かないと思う。乱戦になるかもしれない。わからない。俺は奴をめちゃくちゃにするつもりだ。奴はリングに沈められて動かなくなるだろう。一発食らってリングの外に飛び出すかもしれない。俺の頭の中にあるのは、ライアン・ガルシアをボコボコにすることだけだ。でもあまり強くは殴らない。奴のきれいな顔を壊してモデルの仕事に支障が出たらかわいそうだからな……。奴は俺のパンチにどう備えるつもりなんだ?俺が見たところ、奴はパンチャーに弱い。タンクとの試合では逃げたじゃないか。」
ロメロとガルシアはいずれもジャーボンタ・デービスにノックアウト負けを喫している。ガルシアはデービスのボディブローで倒され、カウントアウトされた。一方ロメロは、強烈な左フックでダウンし、立ち上がるもふらついたため、レフェリーが試合をストップした。
29歳のラスベガス出身ロメロは、直近4試合で2勝2敗(デービスに6回TKO負け、イスマエル・バロッソに9回TKO勝ち、アイザック・クルスに8回TKO負け、マヌエル・ハイメスに10回判定勝ち)という成績を残している。
バロッソ戦では、ロメロは判定で劣勢だったが、トニー・ウィークス審判が物議を醸す形で試合をストップし、ロメロがWBA世界140ポンド級タイトルを掠め取る形となった。
「自分がボクシング界で非常にエンターテインメント性の高い存在でいられることに、ただただ感謝している」とロメロは語る。「これが俺の自然な性格だ。努力してこうしているわけじゃない。ただこれが俺なんだ。無理にやろうとすると自然に見えないし、同じ効果も得られない……金も名声も、そんなクソみたいなものはどうでもいい。唯一大事なのはチャンピオンでいることだけだ。」
ガルシアとロメロの一戦では、WBAのセカンダリータイトルが懸けられる。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライターである。X(旧Twitter)/Instagram:@ManoukAkopyan をフォローすることができる。