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リング・マガジンのアートコレクションが、ドイツの国際アートフェアで展示される
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Nate Marrero
Nate Marrero
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リング・マガジンのアートコレクションが、ドイツの国際アートフェアで展示される
リング・マガジンのオリジナル表紙4点が、ドイツで開催される「ディスカバリー・アートフェア・フランクフルト」にて、インゴ・ヴェゲリッヒの「ヴェゲリッヒ・ファイン・アート・コレクション」の一部として、木曜日から日曜日まで展示される予定である。

展示される4点のオリジナル表紙は、1936年にC・R・シャーアが描いた「時の人」マックス・シュメリング、1937年に同じくシャーアによる「ブラウン・ボマー」ジョー・ルイス、1948年にリング誌の元オーナー兼発行人・ライターのスタンリー・ウェストンが描いた「ジャック・デラニー対ポール・ベルレンバッハⅡ」、そして1966年にウィラード・マリンが描いた、ベトナム戦争への徴兵を拒否した際の「法廷のモハメド・アリ」である。

ボクシングに特化した世界有数のアートコレクションとして知られるヴェゲリッヒ氏のコレクションでは、リチャード・T・スローンが手がけた2017年のフロイド・メイウェザー対コナー・マクレガー戦のプログラム表紙の原画や、2018年のサウル“カネロ”アルバレス対ゲンナジー・ゴロフキン第2戦の原画も展示される。


110を超える国際的な出展者が作品を展示し、4日間で1万2千人以上の来場が見込まれている。ヴェゲリッヒ氏にとって、これまでプライベートクラブやドイツ・スポーツ&オリンピック博物館で一部を展示してきたものの、アートフェアで自身のコレクションを披露するのは今回が初めてとなる。

「ずっとこのアートをアートの世界に見せたいと思っていた」とヴェゲリッヒ氏は『ザ・リング』誌に語る。「これで新しい領域に踏み出せる。リング誌のアートをアートファンに見せることで、ボクシングファンとアートファンをつなぐことができる。それが本当にクールなんだ。」

また、過去の展示を振り返りながらこうも語る。
「誰もが人生で“闘い”を持っている。ボクシングの試合ではなくても、病気と闘う人、家族や子どものために闘う人、仕事を失ったり、仕事を守るために闘う人もいる。みんな何かのために闘っているんだ。これらの作品はボクサーを描いているけれど、同時に“闘い”そのものを描いている。人々はその姿を見て、自分自身の闘いを思い出す。そうした感情を引き出せるのが素晴らしい。」

「人々が作品の前で立ち止まり、5分ほど語り合ったり写真を撮ったりする姿を見るのは本当に特別だった。作品が人の感情を動かす瞬間を見ることができて、とても嬉しかった。」

現在、ヴェゲリッヒ氏は1933年まで遡る100点以上の原画と55点のリング誌オリジナル表紙を所蔵しており、その多くには描かれたボクサー本人のサインが入っている。


彼は資本市場法の専門家であり、ハンブルク大学で法学を学んだ。ちょうどその頃、ウラジミール・クリチコとビタリ・クリチコ兄弟がヘビー級を支配し、ドイツを主戦場にしていた時期だった。ヴェゲリッヒ氏は彼らの試合を数多く観戦し、2008年4月19日にジョー・カルザゲがバーナード・ホプキンスにスプリットデシジョンで勝利したラスベガスの試合が、初の海外観戦となった。

その試合で彼は初めてスローンと出会い、ボクシングアート収集への情熱が芽生えた。以来、両者は親しい関係を築き、ヴェゲリッヒ氏が最初に購入したリング誌の表紙画――スローンによるカネロ対ゴロフキン第1戦の作品――がきっかけとなった。

スローンは1996年から国際ボクシング殿堂の公式アーティストを務めており、彼の作品43点がヴェゲリッヒ氏の公式サイトに掲載されている。
「彼は素晴らしい人物であり、最高のボクシング画家だと思う」とヴェゲリッヒ氏は称賛する。「今、生きているボクシング画家の中で彼が一番だ。」

今回のアートフェアでリング誌の表紙アートを展示することは、ヴェゲリッヒ氏にとって長年の夢への一歩でもある。彼は、将来的にはアメリカ、イギリス、サウジアラビアなどの大規模な試合会場で展示を行うことを目指している。

「マディソン・スクエア・ガーデンで展示会が開けたらどうだろう?」と彼は語る。「あるいはMGMでビッグファイトがあるときに展示できたら? 55枚のリング誌表紙がずらりと並ぶ光景を想像してみてほしい。人々が試合を観に行く場所、ボクシングファンが集まる場所でこの作品群を見せられたら最高だね。」

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