リカルド・マラジカは、土曜日の夜にケンプトン・パークのエンペラーズ・パレスで行われた試合で、同じ南アフリカ出身のジャクソン・チャウケを2ラウンドで圧巻のストップ勝ちを収めた。
26歳のスイッチヒッターであるマラジカは、自身のパフォーマンスに非常に満足していた。本来は互角の戦いが予想されていた一戦で、見事な勝利を収めたのだ。
「正直なところ、フルラウンド戦うことになると思っていた」と、勝利直後にマラジカ(15勝2敗、11KO)はザ・リングに語った。「とても厳しい試合を予想していたけど、コーチやキャンプで支えてくれた皆のおかげで素晴らしいストップ勝ちを収めることができた。本当に感謝しているよ。」
「チャンスが見えたんだ。ボディショットでダメージを与えたのが分かったし、彼の表情にも出ていた。目は嘘をつかない。それで『今つかめ、後で何が起こるか分からない』と思ったんだ。早い段階でのストップ勝ちは予想していなかった。彼は長年にわたってレジェンドとして活躍してきたし、その点は尊敬している。でも、今は若い世代が輝く時だよ。」
この勝利には、マラジカとともに約1年間トレーニングを積んできたマニー・フェルナンデス・トレーナーも感銘を受けた。
「キャンプの時から、あの右拳は破壊的だった。そして、それを決めるのは時間の問題だった」とフェルナンデスは、試合を決めた一撃について語った。
IBOジュニアバンタム級王座を保持するマラジカは、珍しく階級を下げてチャウケと対戦し、IBOフライ級王座に挑む決断を下した。
「俺は5階級制覇を目指している。だから、チャンスがあるならどこでも掴みに行く」とマラジカは語った。「犠牲を払うことも必要だ。今回は2キロ(4.4ポンド)落とさなければならなかった。でも、それが必要ならやるだけさ。」
彼は余分な体重を落とすために、コーチの指示に従う必要があった。
「コーチは、トレーニングの最初と最後にスキップ(縄跳び)をさせて、確実に減量できるようにしてくれた」とマラジカは説明した。「彼は俺を導いてくれていて、俺のすべての動きをチェックしているんだ。」
“マジックマン”ことマラジカは115ポンド級(スーパーフライ級)に留まる意向を示しており、その中でも特に同階級のNo.1であるジェシー "バム" ロドリゲス(『ザ・リング』&WBC王者)をターゲットにしている。
「俺は彼が最高の選手だと思っている。でも、まだ俺と戦っていないんだから、本当にベストかどうかは分からないよ」とマラジカは笑いながら語った。「俺こそが最強だと感じている(笑)。それを証明する唯一の方法は、俺と彼がリングで戦うことだ。」
「誰でもいい、俺と戦いたい奴がいるなら、いつでも準備はできてる。コーチも準備万端だ。2時間前に電話して『試合が1時間後にある』って言われても、すぐに向かって戦うよ。たとえ相手がヘビー級でもな!」
彼には二重の祝う理由があった。弟のチャールトンも日曜日に印象的なノックアウト勝利を収めたのだ。
「今は思いっきり祝いたいね」とマラジカは喜びを語った。
「ケーキを用意してもらわないと!」とマラジカは笑いながら語った。「普段は(トレーナーが)ツナばっかりくれるんだけど、今度はケーキをくれなきゃダメだよ!」
土曜日の勝利を経て、マラジカはもはや誰にとっても楽な相手ではない。
編集者注記:『ザ・リング』はIBO(国際ボクシング機構)を正式な世界王座として認めていません。
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