南アフリカのジュニアバンタム級選手、
リカルド・マラジカが、元世界タイトル挑戦者の
ビンス・パラスと対戦することが決定した。試合は11月29日、南アフリカ・ヨハネスブルグのエンペラーズ・パレスで行われる。
『ザ・リング』誌ジュニアバンタム級7位のマラジカは、世界タイトル挑戦のチャンスを目前にしており、WBCで3位、IBFで8位にランクされている。
ゴールデングローブス代表のロドニー・バーマンは『
ザ・リング』に次のように語った。
「マラジカ対パラス戦は、IBFランキングの2位決定戦、つまり実質的な指名挑戦者決定戦になる。」
さらにバーマンは続ける。
「(ジェシー)“バム”(ロドリゲス)の後では、リカルドはこの階級で止められない存在だ。彼がバンタム級に上げてIBF王座が空位になったら、我々はそのタイトルを狙い続ける。そして最終的には、彼(ロドリゲス)と戦うチャンスをつかむまで追い続ける。」
リカルド・マラジカ(16勝2敗、12KO)は、キャリア初期の2つの敗戦から多くを学び、成長を遂げた。
26歳の彼は、ケビン・ムニョスとマーセル・ブレイスウェイトに12回判定勝を収めたほか、8月9日にはジャクソン・チャウケを2回KO、元世界タイトル挑戦者のジェイソン・ママを5回TKOで下している。
ビンス・パラス(24勝3敗1分、18KO)は10年前、16歳でプロデビュー。デビューから13連勝を飾った後、2018年5月に日本でIBF世界ミニマム級王者・京口紘人に挑戦し、善戦したものの12回判定負けを喫した。
5か月後に階級を上げてライトフライ級で再起を図ったが、同じフィリピンのジョナサン・タコニングに敗北。
その後は7連勝を記録し、唯一の汚点は2022年4月のロバート・パラデロ戦の引き分けのみ。
2024年5月には京口にリベンジを果たす番狂わせを演じたが、5か月後の第3戦では10回判定で惜敗。その後は3連勝中である。
マラジカ対パラス戦およびアンダーカードは、アフリカ全土ではSuperSport、国際的にはi-MEを通じて放送される。
アンダーカードでは、「サバイバー(Survivor)」と題されたジュニアミドル級トーナメントの準決勝2試合が行われ、勝者は来年の決勝で総額250万ランド(約14万4,000ドル)を争う。
第1試合では、シェルヴァンタイ・クープマン(15勝1敗、10KO)とブランドン・ティッセ(18勝4敗1分、13KO)が、2023年9月の激闘(クープマンが8回TKO勝ち)以来の再戦を果たす。
もう一方では、ローク・ナップ(18勝3敗1分、13KO)がボツワナのカギソ・ボグワシ(7勝0敗、4KO)と対戦する。
さらに、南アフリカのフィケレラニ・クマロ(8勝2敗、5KO)が国内ミドル級王座の防衛戦で、ドンジュアン・ファン・ヒールデン(10勝3敗、7KO)と激突。
ヘビー級では、フアン・アルバーツ(6勝0敗1分、5KO)がベルギーのマイケル・ピロトン(10勝1敗、4KO)と対戦する国際戦が行われる。
大会の締めくくりには、注目のヘビー級新鋭**イーサン・ピーターズ**が待望のプロデビューを果たす。
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