ニューヨーク —
堤麗斗のプロ第2戦は、2か月前のデビュー戦よりもはるかに短い試合となった。
22歳の日本人サウスポーは、力量差のあるマイケル・ルイスにボディブローを浴びせ、2ラウンド序盤に左ストレートで試合を決めた。試合はクイーンズのルイ・アームストロング・スタジアムで行われた
エドガー・ベルランガ対ハムザ・シーラズの前座カードの一つだった。
レフェリーのエリック・ダリは、ルイスが3度目のダウンを喫した時点でこれ以上のダメージを避けるべきだと判断し、予定されていた4回戦をストップ。試合は第2ラウンド開始28秒で終了した。
堤のプロ初戦は
5月2日にタイムズスクエアで行われ、判定まで進んだ。シカゴ出身のリバール・ウィッティントン(1勝3敗1分、1KO)に6回戦で判定勝ちしている。
東京出身の堤(2勝0敗、1KO)は、第1ラウンドでルイスをほぼ仕留めかけた。
堤は左ボディを打ち込み、続けて右ボディを決めると、ルイスは残り32秒で膝をついた。立ち上がったもののダメージが残るルイスは堤から逃れようとしたが、堤は再び左ボディを打ち込み、残り11秒でルイスは再び膝をついた。
ニュージャージー州レイシー・タウンシップ出身のルイス(2勝8敗1分)は、ゴングに救われて第2ラウンドへと進んだ。
第2ラウンドが始まるとすぐに堤はプレッシャーをかけ、左ストレートをルイスのあごに打ち込んでダウンを奪った。これを見たダリは即座に試合を止めた。