英国およびコモンウェルスのスーパーライト級王者ジャック・ラファティ(25勝0敗、16KO)は、4月5日に無敗のヨークシャー出身コーリー・オレーガン(14勝0敗、3KO)と対戦し、英国ボクシングにおける最長の無敗記録の更新を目指す。
この試合は、ジョー・ジョイス対フィリップ・フルゴビッチのキャリア分岐点となる一戦のアンダーカードの一部として行われる。会場はマンチェスターのCo-Opライブ・アリーナで、今回の興行はクイーンズベリーによるDAZNとの新たな放映契約の初イベントとなる。
昨年10月、29歳のジャック・ラファティは、無敗の元アマチュアスター、ヘンリー・ターナーを9ラウンドで圧倒しストップすることで、空位だった英国王座を自身のコレクションに加えた。
この勝利によって、ラファティはクイーンズベリーとのプロモーション契約を獲得し、2月にマンチェスターのCo-Opライブ・アリーナで行われたデレク・チゾラ対オットー・ワリン戦のアンダーカードに登場する機会も得た。
ラファティは、自身のアパートから新設された会場を見渡すことができるほどの地元感を活かし、その舞台でリース・マクミランを相手に、次第に一方的となる7ラウンドの末に圧倒した。
勢いを維持したいと考え、またクイーンズベリーが4月5日に再び同会場で興行を行うことを知っていたラファティとトレーナーのスティーブ・メイレットは、すぐにトレーニングに戻り、イベントへの出場を目指して準備を進めた。
努力が実を結び、ラファティがサウスポーのオレーガンを相手にコモンウェルス王座の防衛戦を行うことが正式に決定した。
29歳のオレーガンは、バトリーにあるディッキーズ・ジムでマーク・ハーレーの指導を受けている。この控えめながら実力派のジムには、英国およびコモンウェルスのスーパーミドル級王者カラム・シンプソンや、ヨーロッパ・フライ級王者ジャスミナ・ザポトチュナも所属している。オレーガンは才能ある技巧派ボクサーだが、強打を誇るラファティを相手に、これまでで最も大きな試練に挑むことになる。
興味深いことに、ポーツマス出身のマーク・チェンバレン(16勝1敗、12KO)もこの興行に追加された。彼は昨年9月に世界タイトル挑戦者となったジョシュ・パドリーに敗れており、その敗北からの再起を図る。チェンバレンは140ポンド級へ階級を上げており、将来的にラファティとの対戦が視野に入っている可能性もある。
また、スーパーフェザー級のロイストン・バーニー=スミスも出場予定で、2025年を“有望株”から“挑戦者”へと飛躍する一年にしようとしている。対戦相手はまだ未定だ。