メキシコのラファエル・エスピノサは、シンコ・デ・マヨの週末に主役の座を奪うことを計画する。
31歳のエスピノサは、5月4日(日)にラスベガスのT-モバイル・アリーナでエドワード・バスケスを相手にWBO王座の防衛戦を行う。
エスピノサ対バスケス戦は、日本のPFPアイコンである井上尚弥と、サンアントニオ出身の挑戦者ラモン・カルデナスによる、スーパー・バンタム級4団体統一戦のセミファイナルとして行われる。
エスピノサ(26勝0敗、22KO)は、メキシコでキャリアを築いた後、2023年12月に2度の五輪金メダリストであるロベイシー・ラミレスを破り、WBO王座を獲得した。第5ラウンドにダウンを喫したが、12回にダウンを奪い返して判定勝ちを収め、ESPNの「年間最大番狂わせ賞」に選ばれた。エスピノサは6月にセルヒオ・チリノを4回TKOで下して初防衛に成功し、12月のラミレスとの再戦では6回TKOで因縁に決着をつけた。バスケス(17勝2敗、4KO)は、テキサス州フォートワース出身で、昨年10月にケネス・テイラーを4回でノックアウトし、今回が2度目の世界タイトル挑戦となる。
井上対カルデナス戦とエスピノサ対バスケス戦は、ESPN、ESPNデポルテス、ESPN+で東部標準時午後10時/太平洋標準時午後7時に生中継される。
以下は、メキシコ・ハリスコ州グアダラハラでの最近のトレーニングセッション後にエスピノサが語った内容である。
「エドワード・バスケスは素晴らしいファイターだ。彼はすべてを懸けてくるだろう。興奮する試合になるとわかっていたから、彼を選んだ。この試合は自分にとって重要な試合だ。同時に、ノックアウトを予想したり、試合の結末を語ったりするのは好きではない。ただ自分の仕事をするだけだ。ノックアウトが訪れたら、それは素晴らしいことだ。どちらにしても、自分の人々のために勝利を挙げるつもりだ。」
「バスケスを無敗の王者だと思って対策している。そういう心構えで準備しているので、油断することはない。また、彼にとっても大きなチャンスだとわかっているから、彼は最高のコンディションで臨んでくるはずだ。」
「メキシコ人にとって重要な週末に戦うのは大きな責任だが、それをモチベーションにしている。こうした重要な試合日に、メキシコを代表し続けたい。」
「今、頭にあるのはエドワード・バスケスを5月4日に倒すことだけだ。しかし同時に、日本の人々にも自分が井上尚弥と戦う準備ができていることを示したい。そういう試合ができれば、自分も世界のパウンド・フォー・パウンドのトップファイターの一人になれるはずだ。」
「5月4日に主役の座を奪い、会場に来たすべてのメキシコ人たちに素晴らしい夜を届けるつもりだ。」