2025年初戦からわずか1日足らずで4か月が経過し、無敗の10代ライト級プロスペクト
、カーメル・モートンが再びリングに戻る。今週末に開催される、カレブ・プラント対ホセ・アルマンド・レセンディス戦をメインとするPrime Video興行のテレビ放送のないアンダーカードで、着実なステップアップを重ねる一戦に臨む。
高い評価を受ける若手、カーメル・モートン(7勝0敗6KO)は、2月1日に行われたデビッド・ベナビデス対デビッド・モレル戦のアンダーカードで、フランク・サルディバルとの8回戦に臨み、3ラウンドKO勝ちを収めた。ラスベガス在住のモートンは、今回も8回戦に挑む。
今回の相手は、同じく地元を拠点とするキューバ出身の28歳レニー・ビアモンテ(4勝1敗1分2KO)。モートンより10歳年上だが、プロ経験ラウンド数ではわずか9ラウンド多いだけだ。
ビアモンテは、2月22日に当時無敗だったエブリュー・フランソワに勝利し、連続未勝利(1敗1分)の流れを断ち切った。その連敗では、有望株フランシスコ・ロドリゲスにマジョリティ・デシジョンで初黒星を喫し、続く昨夏にはトリスタン・ガリシャンとスプリットドローに終わっていた。
いずれも6回戦での戦いであり、今回の8回戦はビアモンテにとってもステップアップの一戦となる。土曜興行のテレビ放送が始まる前に注目を集める一戦だ。
モートンは、昨年11月30日に予定されていたエクアドル出身のサウスポー、ブライアン・メルカード(11勝7敗1分6KO)との試合が、大幅な12ポンドの体重超過により中止された経緯を持つ。複数階級での将来的なスター候補として以前から注目されており、メイウェザー・プロモーションズの下でプロキャリアをスタートさせた。当初はスーパーフェザー級で戦っていたが、すでにその階級を卒業している。
その実力と注目度の高さから、これまでに複数の有望株から対戦を呼びかけられている。中でも、アブドゥラ・メイソン(18勝0敗16KO)や、今年初めにアメリカ遠征を行いモートンらとスパーリングを重ねたことで知られるイギリスのスーパーフェザー級ホープ、ジョルジオ・ヴィジオーリ(7勝0敗6KO)といった名前が挙げられている。
マッチルームの代表であり、ヴィジオーリのプロモーターでもあるエディ・ハーンは、22歳のヴィジオーリが「2か月前のスパーリングでモートンにしっかりダメージを与えた」と語り、その内容をモートン陣営が快く思っていなかったことを明かした。
また、ハーンはモートンの元アマチュア時代のライバルであるザクイン・モーゼス(3勝0敗2KO)のプロモーターでもあり、両者のキャリアがどのように交錯していくのか、将来的な対戦の可能性を含め注目されている。
とはいえ、まずはモートン自身が目の前の課題に集中し、これまで通りハイライト映像に残るような印象的な勝利を積み重ねていくことが何より重要だ。
プラント対レセンディス興行:全対戦カード
Amazon Primeで生中継
【テレビ放送あり】
■ メインイベント(スーパーミドル級/12回戦)
カレブ・プラント vs. アルマンド・レセンディス
■ スーパーミドル級/10回戦
ジャーマル・チャーロ vs. トーマス・ラマンナ
■ ミドル級/10回戦
ヨエンリス・ヘルナンデス vs. カイロン・デイビス
■ ジュニアミドル級/10回戦
アイザック・ルセロ vs. ルイス・オマール・バルエンセラ
【テレビ放送なし(アンダーカード)】
■ ライト級/8回戦
カーメル・モートン vs. レニー・ビアモンテ
■ ジュニアフェザー級/10回戦
カール・ジャメス・マーティン vs. フランシスコ・ポルティージョ
■ ジュニアウェルター級/8回戦
ジャスティン・カルドナ vs. イライジャ・ウィリアムズ
■ スーパーミドル級/8回戦
ダニエル・ブランカス vs. クワミ・リッター
■ ジュニアミドル級/8回戦
クリスティアン・カンジェロージ vs. サミュエル・フィゲロア
■ スーパーミドル級/6回戦
ジョン・イースター vs. ニコラス・モリナ
■ ジュニアフェザー級/4回戦
ブライアン・ゴンサレス vs. オシエル・フローレス