二階級制覇王者でありボクシング界の偉大な存在でもあるダニー・“スウィフト”・ガルシアが、土曜の夜、バークレイズ・センターで行われた自身の歴史的な戦いの締めくくりを劇的に飾る。クイーンズ出身のダニー・“エル・ガヨ”・ゴンザレスを、スウィフト・プロモーションズ主催の大会でワンパンチKOし、鮮烈な勝利を収める。満員の会場で行われたこの興行は、MILLIONS.coを通じて独占PPV配信された。(写真:エド・ディラー撮影) ガルシア(38勝4敗、22KO)は、同会場で最多となる10度目、そして最後の試合に臨み、試合序盤から番狂わせを狙う挑戦者ゴンザレス(22勝5敗1分、7KO)を強打で押し込み、苦しめる。 ゴンザレスは第2、第3ラウンドをなんとか粘り強く戦うが、第4ラウンド序盤、ガルシアの完璧な左フックが炸裂し、ゴンザレスは激しくダウン。試合は45秒でストップされ、衝撃的かつ劇的な幕切れとなる。試合後、感極まったガルシアはリング復帰の可能性について「まだ扉は閉じていない」と意味深に語った。