ナミビアのスーパーミドル級ファイター、
ポーリナス・ンジョロニムが、土曜に無敗同士の
サイモン・ザッヘンフーバーとの対戦のため海外へ向かう。
両者はドイツ・ハイデルベルクのSNPドームで激突予定で、10ラウンドの国際戦が組まれている。
ポーリナス・ンジョロニム(19勝無敗、17KO)は
『ザ・リング・マガジン』に対し、こう語った。「彼の試合をいくつか見たが、特に目立ったものはなかった。彼はこのイベントのためにかなりハードなトレーニングを積んできたと思うし、厳しい戦いになることは覚悟している。でも、こちらも準備は万全だ」
「私は彼を止めるつもりで向かう。ヨーロッパで判定勝ちを狙うのは、また別の難しさがあるからな」
今回が初の国外戦となる37歳のンジョロニムだが、落ち着いた様子で目の前の課題に集中している。
「ボクシングは所詮ボクシング。リングに上がれば、向かい合うのは一人、サイモンだけだ」と彼は語った。「だからナミビアを出て戦うのが初めてでも、何の問題もない」
このアフリカン・ファイターは昨年11月、無敗だったガーナのアブバカル・ムバラクを9ラウンドKOで下したばかりだ。
「前回の試合は非常にタフな戦いだったが、相手をアウトボックスしながら、大きな一撃を打ち込むタイミングを待つことで、簡単に見せることができた」と彼は語った。「自分のパワーを信じているし、誰でもKOできると思っている」
ンジョロニムは、そのノックアウトパワーをぶつける明確なターゲットを持っている。現時点では可能性が低いように思えるかもしれないが、彼自身はそのチャンスを掴むために戦う意志を強く持っている。
「俺の夢は世界タイトルをかけて戦うことだ」と彼は語った。「今この瞬間、スーパーミドル級の全タイトルは
カネロの手にある。そして俺は列に並んで、そのチャンスを待っている。WBOのスーパーミドル級ランキングでは現在4位にランクされている」
「本来は3月に(エドガー
)ベルランガと対戦する予定だったが、彼が逃げた。契約書にもサインしていたんだ。自分の実力を証明するため、トップ5の誰とでも戦う準備はできている」と語った。
ジュリアス・インドンゴ、パウルス・モーゼス、パウルス・アムブンダを世界王者へと導いたンジョロニムのマネージャー、ネスター・トビアスは、世界の舞台で新たなボクサーを売り込む機会を歓迎している。
「これは私とチームにとって大きなチャンスだ。そのために懸命に努力してきた」とトビアスは語った。「我々はいま世界で非常に高く評価されている。だからこそ失うものも大きいし、だからこそ勝利を狙いにいくんだ」
「両者にとってタフな試合になるだろうが、我々には彼を倒すためのプランがある」と語った。
サイモン・ザッヘンフーバー(27勝無敗、17KO)は2018年にプロデビュー。それ以来、ヨーロッパで行われたすべての試合で無敗を維持している。
27歳のドイツ人ザッヘンフーバーは、IBFの地域タイトル戦でアルメン・イェプレミャン(5ラウンドTKO)、エムレ・チュクル(6ラウンドTKO)に勝利し、同団体で世界ランク8位に浮上した。
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