モントリオール ― 無敗のコンテンダー、
オスレイス・イグレシアスが10か月ぶりにリングへ戻り、元タイトル挑戦者
ウラジミール・シシュキンとのキャリア最大の一戦に挑む。勝者は
カネロ・アルバレスの最新IBF強制挑戦者に指名される権利を手にする。
『ザ・リング』トップ10入りしている両者がメインを務める全6試合の興行は、punchinggrace.comで配信される。
以下でアンダーカード最新結果を随時チェックすることができる。
アサナウがキャリア最高の勝利を飾る。
元アマチュアの強豪ジミトリー・アサナウが、ライト級セミファイナルの10回戦で無敗だったレイド・ドゥアディを3回TKOで下した。
ゴング直後からアサナウ(11勝0敗5KO)は積極的に前へ出て、後退しながらボクシングするドゥアディにプレッシャーをかけ続けた。2016年・2020年五輪代表のアサナウはボディを執拗に攻め、第2ラウンド終盤についにドゥアディ(27勝1敗1分3KO)をダウンさせた。
第3ラウンドに入ると、アサナウは相手の反撃を全く感じさせず、ニックネーム「ザ・ワスプ」の通り、ドゥアディに群がるように畳みかけ、呼吸さえ許さない展開に。終盤、後退したドゥアディがボディに隙を見せた瞬間、鋭い左を突き刺され、3分ちょうどで悶絶し試合は終了した。
オロビオがバスルトを圧倒。
急成長中の140ポンド級、ジョン・オロビオが初回に2度のダウンを奪い、一気に仕留めるかと思われたが、最終的には8回戦予定の試合を第3ラウンドTKOで決着させた。
リング大使でもあるオロビオ(15勝0敗13KO)は、試合週にショリアニ・ンドンゲニの代役として急遽登場したメキシコのイバン・バスルトを攻め立て、格の違いを見せつけた。
第2ラウンドでは仕留め切れなかったが、着実にダメージを蓄積させ、第3ラウンドに一気にギアを上げる。強烈な連打でバスルト(10勝9敗10KO)をロープ際にふらつかせ、レフェリーが1分38秒で試合を止めた。
デュバルがカンポスを5回TKOで撃破。
地元出身のエイブリー・マーティン・デュバルがルイス・カンポスを3度倒し、鮮やかなストップ勝利を飾った。
序盤、デュバル(14勝0敗1分7KO)はジャブとフットワークで試合を支配したが、カンポスも果敢に前へ出て応戦した。
しかし第5ラウンド、デュバルのボディショットでカンポスが最初のダウン。何とか立ち上がったが、再びボディで倒され2度目のダウン。
それでも粘ったが、直後の連打で3度目のダウンを喫し、レフェリーのスティーブ・サン=ジェルマンが2分12秒で試合を止めた。
フェンデロがクライトンを3回で仕留める。
モレノ・フェンデロのパワーが炸裂し、ボリス・クライトンを3回TKOで下した。
フェンデロ(12勝0敗10KO)はクライトンを2度倒してストップを強要。これで今年4戦4勝4KOと勢いをさらに強めた。
クライトン(13勝6敗7KO)は冷静に戦い、決定打を許さずにいたが、第3ラウンド残り1分で強烈な左フックを浴びてダウン。嫌な流れの中、再び同じ左フックで倒され、立ち上がれずにレフェリーが2分49秒でカウントアウトを宣告した。
今年はまだ3回を超える試合がないフェンデロにとって、今後はラウンドを重ねる経験が課題となる。
サンフォードがカマニンを6回判定で封じ込める。
急成長中のジュニアウェルター級、ワイアット・サンフォードが「Eye of The Tiger」興行のオープニングでセムジョン・カマニンに6回フルマークの判定勝利を収めた。
2024年パリ五輪で銅メダルを獲得したカナダ・ケネットクック出身のサウスポーは、序盤からジャブを軸に試合を支配。試合を完全に掌握したが、相手を痛めつけるには至らず判定に委ねられた。
6回終了時、ジャッジ3人全員が60-54でサンフォードを支持。サンフォードはこれで4勝0敗(2KO)と戦績を伸ばし、カマニンは5勝4敗(3KO)に後退した。
質問やコメントはAnson宛に elraincoat@live.co.uk](mailto:elraincoat@live.co.uk)へ送る。Xでは @AnsonWainwr1ght をフォローする。